ハツのカロリーや糖質は?牛・豚・鶏の違いは?

ハツのカロリーや糖質がテーマです。

ハツのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。牛・豚・鶏では違いがあるのでしょうか。

ハツについてまとめていきます。



ハツのカロリーはどれくらい?

ハツは、牛や豚、鶏の臓器の中の「心臓」の部位です。ハツは、焼き肉や焼き鳥にしてもよく食べられていますが、食感としては独特の硬さがあり、歯触りが良いです。

 

管理人は、焼き鳥屋さんにいったら必ずといっていいほど、ハツを食べます。ハツ好きの方は結構いるかと思います。

 

焼き肉や焼き鳥にして食べる以外には、炒め物やつくだ煮にしても食べられています。

 

そんなハツですが、牛・豚・鶏ではカロリーにどれくらいの違いがあるのでしょうか。

 

食品成分表をもとにすると、それぞれのハツの栄養成分は以下のようになります。

牛(ハツ)・生

エネルギー:142kcal
タンパク質:16.5g
脂質:7.6g
炭水化物:0.1g

 

豚(ハツ)・生

エネルギー:135kcal
タンパク質:16.2g
脂質:7.0g
炭水化物:0.1g

 

鶏(ハツ)・生

エネルギー:207kcal
タンパク質:14.5g
脂質:15.5g
炭水化物:0.0g

牛ハツ: 142kcal
豚ハツ: 135kcal
鶏ハツ: 207kcal

ですので、ハツのカロリーは部位によってバラバラですが、一番カロリーが高いのは鶏のハツです。

 

鶏のハツは、牛や豚のハツと比較すると、脂質量が2倍となっています。ですので、カロリーは他のものよりは高いといえます。

 

ただ、鶏のハツはサイズが小さいので、1串あたりの重量は30g程度です。

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なので実際に摂取するのは、60kcal程度ですし、焼いているのでもっと脂質は落ちます。ですのでそこまでカロリーは高くなりません。

 

鶏肉のその他の部位のカロリーは以下のようになります。

鶏レバー:111kcal/100g
砂肝:94kcal/100g
鶏皮胸肉:492kcal/100g
鶏皮もも肉:513kcal/100g
軟骨:54kcal/100g

ですので、ハツよりも低カロリーな部位もありますが、焼き鳥屋さんにいって皮を注文する方がカロリー摂取量は多くなります。

 

牛ハツ、豚ハツは鍋の具材やステーキにしても食べられますが、内臓の部位の中では低カロリーです。



ハツの糖質はどれくらい?

では、ハツの糖質はどれくらいでしょうか。

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基本的に糖質は、糖質=炭水化物量―食物繊維量で計算することができます。ですのでハツの糖質も同じように計算することができます。

 

ただ、ハツには食物繊維が含まれていないので、糖質=炭水化物量となります。

 

それぞれのハツの糖質量は以下のようになります。

牛ハツ: 0.1g
豚ハツ: 0.1g
鶏ハツ: 0.0g

100g中で0.1g程度しか含まれていないので、糖質量はかなり少ないといえます。

ですので、糖質制限中の方が食べても問題ありません。

 

また牛肉や豚肉の場合、他の部位と比較して脂身も少ないのでヘルシーです。牛や豚の場合は、焼き肉にしたり、炒め物にして食べると良いです。

 

鶏ハツの場合は、串にして食べることも多いかと思いますが、タレで食べるよりも塩で食べた方が糖質は抑えられます。

 

参考までに、焼き鳥チェーン店でも人気の鳥貴族ですが、鶏ハツはタレですと1串あたり 0.9gとなります。塩の場合は0.1gです。

 

1串あたりですと差は微量ですが、他の焼き鳥の味付けも塩の方が低糖質に抑えられます。



ハツに栄養はあるの?

ではハツを食べることでどのような栄養を摂取することができるのでしょうか。

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ハツには以下のような栄養が豊富に含まれています。

  • 鉄分
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンB12

それぞれの栄養素の働きは以下のようになります。

 

「鉄分」…鉄分はヘモグロビンの構成成分となります。

鉄分が不足すると、貧血の症状が起こることがあります。

成人女性の推奨量は1日10.5mgですがハツの鉄分含有量は多いです。

牛ハツには3.3mg/100g
豚ハツには3.5mg/100g
鶏ハツには5.1mg/100g

もの鉄分が含まれています。食材の中でも含有量が多いといえます。

 

「ビタミンB1」…ビタミンB1は糖質がエネルギーに変わる時に必要な補酵素的な役割を果たします。

B1が不足すると疲れやすくなり、B1を摂取することで疲労回復の効果があります。

1日の推奨量は成人男性で1.4mgです。

牛ハツには0.42mg/100g
豚ハツには0.38mg/100g
鶏ハツには0.22mg/100g

もの鉄分が含まれています。特に牛ハツに多いです。

 

「ビタミンB2」…ビタミンB2は糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わるビタミンです。

不足すると口角炎や口内炎の症状が起こることがあります。

1日の推奨量は成人男性で1.6mgです。

牛ハツには0.90mg/100g
豚ハツには0.95mg/100g
鶏ハツには1.10mg/100g

これだけ多くのビタミンB2が含まれています。

 

「ビタミンB12」…ビタミンB12は葉酸とともに赤血球の形成に関与しており、悪性貧血を防ぎます。

B12は魚介類やレバーに多く含まれています。

1日の推奨量は成人男性で2.5µgです。

牛ハツには12.1µg/100g
豚ハツには2.5µg/100g
鶏ハツには1.7µg/100g

もの栄養素が含まれます。

ビタミンB12は過剰に取る分には問題ありません。

ハツで太ることはある?

ではハツで太るということはあるでしょうか。

牛肉や豚肉の部位の中ではハツは低カロリーです。ロースが100g中400kcal程度もある中で、100kcal程度しかカロリーがないので、ハツで太るということは考えにくいです。

 

鶏のハツは焼き鳥としても食べられますが、焼き鳥一串あたりではだいたい50~70kcal程度になります。一串あたりでみればあまりカロリーは高くありません。

 

鶏皮などと比較すると低カロリーですが、タレがついている分、食べ過ぎるともちろん太るということになるので注意が必要です。

 

特に一緒に皮の部位も食べてしまうと高カロリーなので気を付けましょう。

糖質面でみると

ハツは糖質量が少ないので、糖質制限中の方が食べても問題ありません。100gで0.1g程度と糖質量も少ないです。

 

焼き鳥にする場合は、タレと塩が選べますが、タレにすることで多少糖質は増えます。塩の方が糖質量は低く抑えられます。

ハツのカロリー糖質まとめ

ハツのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。

牛や豚のハツは部位の中でも低カロリーです。

鶏ハツは焼き鳥にしても食べられていますが、牛や豚よりも脂質の含有量は多いです。

焼き鳥はタレの分、糖質がちょっと多くなってしまうので、その点は注意が必要ですが、1串あたりは1g程度です。

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