豚ロースのカロリーや糖質は?薄切りや赤身では?

豚ロースのカロリーや糖質がテーマです。

薄切り肉はしゃぶしゃぶに、厚切り肉はポークソテーやロースカツ、ブロック肉はゆで豚などなど…

様々に調理できる使い勝手の良いロース肉。

ほどよい脂身がおいしい人気の部位ですよね。

豚ロース肉のカロリーや栄養素についてまとめていきます。



豚ロースのカロリーはどのくらい

豚ロース肉には、肩ロース・豚ロース、脂肪分の少ない赤身ロースがあります。
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早速、それぞれ100gあたりの栄養成分と、使用する際に向いている調理法について紹介します。

食品成分表をもとにすると、それぞれの栄養成分は以下のようになります。

豚ロースのカロリー・1枚あたりでは

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エネルギー: 263kcal
タンパク質:19.3g
脂質:19.2g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g

豚ロース肉は豚の背中の部位にあたります。

やわらかく、適度に脂肪がついているのが特徴です。

その豚のおいしさをそのまま活かし、薄切り肉にしてしゃぶしゃぶにするのに向いているのはこの豚ロース肉になります。

豚ロースの薄切り1枚あたりは20g程度ですので、1枚あたりで53kcal程度になります。

豚肩ロース肉のカロリー・1枚あたりでは

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エネルギー:253kcal
タンパク質:17.1g
脂質:19.2g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g

豚肩ロースはロース肉よりも前側にあたる部位で脂肪は細かく、ロース肉よりもやや硬めの部位です。

焼き豚や煮込み料理、酢豚など、かたまりの状態で調理するのに向いています。

豚肩ロースの薄切り1枚(20g)程度で51kcalとなります。

赤身のロース肉のカロリー・1枚あたりでは

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エネルギー:150kcal
タンパク質:22.7g
脂質:5.6g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g

脂分が少なくヘルシーな赤身ロースは、ロース肉の内側に当たる部位になります。

豚ロースや豚肩ロースに比べカロリーが最も低いのが分かりますね。

赤身ロースはそのままステーキとして味わう他、衣を付けて揚げ物として調理することにも向いています。

一口に豚ロース肉と言ってもその部位によって味わいやカロリーは様々です。

 

赤身ロース薄切り1枚(20g)程度では、30kcal程度になります。

メニューによって上手においしく使い分けたいですね。



豚ロースの糖質はどのくらい?

基本的に糖質は糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。

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豚ロース100gあたりの炭水化物量は 0.2g、食物繊維量は0.0gですから豚ロースの糖質は0.2gとなります。

豚肩ロース100gあたりの糖質量は、

糖質=0.1‐0.0=0.1g

 

豚ロースの赤身肉100gあたりの糖質量は、

糖質=0.3-0.0=0.3g

とそれぞれなります。

 

薄切り1枚の場合は、かなり糖質量が少なくなり、1枚あたりの糖質量は、0.02~0.06gとなります。

1枚あたりの糖質量もかなり少ないといえます。

豚ロース肉の糖質量はほぼ気にするほどの値ではない事が分かります。

糖質を気にする方は豚ロース肉そのものでなく、調理時の調味料の糖質に気を付けましょう。

 

また、豚ロース肉のメニューに合わせ食事の際には一緒に白米をいただく事が多いのではないでしょうか?

白米の糖質は茶碗一杯あたり約55gになります。

豚ロースの糖質が少ないからと他のものを食べすぎることがないよう注意しましょう。



豚ロース肉に栄養はあるの?

ここで豚ロース肉の栄養素に注目してみましょう。

タンパク質

豚ロース肉は高タンパクで脂肪分が多いのが特徴です。

豚ロース肉のタンパク質は100gあたり 19.3g

これは一日の目安となる摂取量のおよそ30%にあたります。

タンパク質には体内では生成できない必須アミノ酸が含まれており、これらは食事から摂取することが必要となります。

三大栄養素のひとつでもあるタンパク質は体を構成する主要成分であり、エネルギー源となる大切な栄養素です。

ダイエット時にはリバウンドを防ぐためにも、体重を減らすだけでなく、筋肉量をアップさせることが大切となるため体を構成するタンパク質は、意識して摂取したい栄養素の一つとなります。

ダイエットの際にもお肉類を敬遠することなく、豚ロース肉でタンパク質を摂取しましょう。

ビタミンB1

豚ロース肉100gあたりには 0.69g のビタミンB1が含まれています。

これは1日に摂取することが望ましい分量の約60%にあたります。

ビタミンB1は、身体に取り入れた糖質をエネルギーへと変換する作用があります。

つまり、ビタミンB1が不足すると体に取り入れた糖質がそのまま脂肪となって蓄積されることになるのです。

他にも、皮膚の生成に関わるビタミンB1は、肌荒れを改善したりつややかな髪をつくることに影響します。

 

ダイエット時だけでなくとも、積極的に取りたいビタミン類のひとつと言えますね。

豚ロースは太るの?

豚ロースの旨味である脂分は、カロリーが高くなる原因でもあります。

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しかし、豚ロース肉は調理法でその脂身を落としカロリーコントロールすることができます。

 

ここで、豚ロース(100g)を茹でた場合と焼いた場合それぞれのカロリーを比較してみましょう。

豚ロース茹で  329kcal
豚ロース焼き  328kcal

生の豚ロースが 263kcal に対し、火を通すことによってカロリーが増えてしまっているのではないかと思われるでしょうが、ここで注目したいのがその 水分量 です。

生   60.4g
茹で  51.0g
焼き  49.1g

豚肉は火を通すと縮んで小さくなりますよね。

 

これはこの数値から分かるように豚肉の中の 水分量が抜けているからなのです。

 

火を通すことでカロリーが増えているかと思われますが実際には 質量が減るため、全体的なカロリーは 生より低くなります。

ダイエット時には、茹でる、焼くなどの調理法で豚ロース肉のカロリーカットを目指しましょう。

豚ロースのカロリー糖質まとめ

豚ロース肉のカロリーや糖質をテーマにしました。

脂身がほどよく乗った豚ロース肉。

そのカロリーを気にする際には赤身のロース肉を、さらにカロリーオフしたい際にはその調理法で脂分をカットしましょう。

体に必要な栄養素を含む豚ロース肉。

以上の点をふまえて普段だけでなく、ダイエット中の食事にもぜひ積極的に活用してみてください。

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