トマトの糖質量やカロリーがテーマです。
トマトの糖質量やカロリーはどれくらいでしょうか。
トマトについてまとめていきます。
トマトのカロリーや糖質量はどれくらい
トマトは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざもあるくらい、トマトは栄養価が高いとされています。
そんなトマトは、真っ赤な色が特徴的ですが、栄養価も高い野菜であるといえます。
トマトは甘味もありますが、カロリーや糖質量はどれくらいなのでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、トマト100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:19kcal
水分:94.0g
タンパク質:0.7g
脂質:0.1g
炭水化物:4.7g
食物繊維:1.0g
ですのでトマト100gあたりで、19kcalとなります。
甘味もあるのでカロリーが高いというイメージがあるかもしれませんが、実はトマトのカロリーは高くありません。
トマトの94%は水分であり、ほとんど水分量が占めているといえます。
むしろ人参や玉ねぎの方が、カロリーは高く、100gあたり30kcal程度はあります。
とはいっても、他の食材と比べたら、100gあたり30kcalといってもかなりカロリーは低い方であるといえます。
トマトの糖質量はどれくらい
では、トマトの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、トマトの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、トマト100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=4.7‐1.0=3.7g
よってトマト100gあたりの糖質量は、3.7gとなります。
これは高いのか低いのかという点ですが、野菜の中では、中間に位置します。
基本的に野菜は、糖質量の少ないものが多く、多くは100g中3.0g以下です。
なお、トマト以外にも3.0g程度含む野菜はありますし、もっと多く糖質量を含むものもあります。
品目 | 糖質量(g) |
ごぼう | 9.7 |
日本かぼちゃ | 8.1 |
スナップエンドウ | 7.4 |
玉ねぎ | 7.2 |
にんじん | 5.8 |
さやえんどう | 4.5 |
枝豆 | 4.3 |
キャベツ | 3.4 |
かぶ | 3.1 |
これらの野菜は、野菜の中では中間の糖質量を含みます。
またチンゲン菜や白菜などの葉菜類は、糖質量が少なく3.0g以下です。
逆ににんにくやかぼちゃ、トウモロコシなどは糖質量がこれらの野菜よりも多いといえます。
野菜の糖質量に関して詳しくはこちらをどうぞ
野菜の糖質はどれくらい?多いもの少ないものランキング
トマトの糖質量は3.7gですが、もっと多いものも、少ないものもたくさんあります。
トマト1個あたりのカロリー・糖質量
トマトには様々なサイズのものがありますが、一般にスーパーで1個売りされているようなものはだいたい200g程度になります。
トマト1個あたりは200g程度ですが、廃棄率は3%になりますので、1個で可食部は 194gになる計算です。
ですのでトマト1個のカロリーは、37kcal程度です。
トマトはサラダにするなどして気軽に食べられますが、1個37kcalという数値なので、カロリーは高くないです。
なのでダイエット中でも食べられる食材といえます。
トマト1個あたりの糖質量
ではトマト1個あたりの糖質量はどれくらいでしょうか。
トマト1個の可食部は194gになりますので、1個あたりの糖質量は7.2gということになります。
1個で7g程度の糖質量になりますので、野菜としてはやや数値は高くなりますが、病気などで糖質制限をしないといけないというレベルでなければ、問題ない量です。
なお、糖質制限の場合であれば、マヨネーズをかけてトマトを食べても問題ありません。
トマト加工品のカロリー・糖質量
トマトの加工品としては、トマトピューレやトマトケチャップがあります。
加工した場合、カロリーや糖質量はどうなるのでしょうか。
トマトピューレ
トマトを裏ごしし、皮と種を除いたもので、固形分が24%以下であり、トマトの代わりにパスタやミネストローネの具材として用います。
食品成分表をもとにすると100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:41kcal
水分:86.9g
タンパク質:1.9g
脂質:0.1g
炭水化物:9.9g
食物繊維:1.8g
トマトピューレはトマトを濃縮している分、成分が凝縮して多少カロリーは高くなっています。
トマトピューレ100gで約トマト1個分です。
また糖質量は100gあたりで8.1g であり、水分含有量が少ない分トマトよりも糖質量は多いといえます。
トマトケチャップ
トマトを裏ごしして皮、種子を取り除き、濃縮したものに、砂糖や食塩、たまねぎなどを添加したものです。
ご家庭でもおなじみの調味料といえます。
食品成分表をもとにすると100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:119kcal
水分:66.0g
タンパク質:1.7g
脂質:0.0g
炭水化物:27.4g
食物繊維:1.8g
トマトケチャップは砂糖を添加しているので、トマトの加工品の中でも高カロリーです。
一般に料理で使うのは大さじ1杯程度ですが、大さじ1杯18kcalつまりトマト100g分のカロリーになります。
また、砂糖が入っている分糖質量は多く、100gあたりで 25.6g です。
大さじ1杯程度の量で糖質量は3.8gとなりますので、注意が必要です。
トマトで太ることはある?
トマトは100gあたりで19kcalであり、また中サイズ1個でも37kcal程度とカロリーは高くありません。
ですので、ダイエット中の方も食べて問題ないです。
ただ、マヨネーズをかけたり、チーズをかけて焼いたりするなどの調理法は、カロリーを高くします。
生野菜はドレッシングをかけて食べがちですが、ドレッシングは油が多く使われているのでカロリーが高くなりがちですので注意しましょう。
またトマトの加工品であるトマトケチャップは、砂糖が添加されているので、カロリーが高いです。
とはいえ生のトマトにはポリフェノールの一種であるリコピンやβカロテンが豊富に含まれています。
リコピンは、トマトの赤い色素に含まれており、抗酸化作用が強いので、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも良いとされています。
また同じく抗酸化作用の強いβカロテンも豊富です。
ビタミンCも多く含まれており、美肌を気にする女性にとってもうれしい栄養成分が豊富に含まれています。
またむくみ予防になるカリウムも豊富です。
ダイエット中は栄養が偏りがちなので、トマトのような栄養価の高い野菜を食べるのも良いですね。
糖質面でみると
では、糖質面でみるとどうでしょうか。
トマト100gあたりの糖質量は 3.7gと、野菜の中ではちょっと多いですが、問題ない数値です。
糖質制限の場合は、生のトマトにマヨネーズや和風ドレッシングなどをかけて食べても問題ありません。
ただトマトの加工品であるトマトケチャップは、糖質量が多いので注意が必要です。
トマトのカロリー糖質まとめ
トマトの糖質量やカロリーをテーマにしてまとめました。
トマト100gあたりのカロリーは、19kcalと低いです。
糖質量は野菜の中ではやや多いですが、食材の中でみれば少ない方です。
トマトはリコピンやβカロテンが含まれており、栄養価が高いので、栄養が偏りがちな方にもおススメの食材です。
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