さつまいものカロリーや糖質量がテーマです。
さつまいものカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
さつまいも1本や100gあたりではどうなるのでしょうか。
さつまいもについてまとめていきます。
さつまいものカロリーや糖質量
さつまいもは、主に秋が旬です。
芋の中でも甘味があり、サラダにしたり煮物にしたりと料理のバリエーションも豊富です。
栽培もわりと容易なことから、家庭で栽培している方も多いのではないでしょうか。
そんなさつまいもは甘味が強いので、カロリーは高いと思いがちですよね。
実際にはどうなのでしょうか。
食品成分表をもとにすると、さつまいも100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
さつまいも・生皮つき
エネルギー:140kcal
水分:64.6g
タンパク質:0.9g
脂質:0.5g
炭水化物:33.1g
食物繊維:2.8g
ですので、さつまいも100gあたりのカロリーは、
- 皮むき 134kcal
- 皮つき 140kcal
と皮のありなしによって多少は変わるものの130~140kcalということになります。
この数値、カロリーは高いのか低いのかということなのですが、同じ芋類のものと比較しても高カロリーであるといえます。
それぞれ100gあたりのカロリーは以下のようになります。
100gあたり | |
里芋 | 58kcal |
じゃがいも | 76kcal |
山芋 | 65kcal |
このように芋類の中でも、さつまいもは里芋や山芋の2倍近いカロリーを含んでいるということになります。
さつまいもは芋・でんぷん類に分類されていますが、葉菜類などの野菜は100gあたり20kcal以下のものが多いです。
そう考えると、 高カロリーであるといえますね。
ただ白米ごはんは100gあたり168kcalですから、白米ごはんと比較すると、カロリーは控えめであるといえます。
さつまいもの糖質量
では、さつまいもの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、さつまいもの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、さつまいも100gあたりの糖質量は以下のようになります。
皮つきと皮むきによって多少成分が違うので、2種類の糖質量を計算しています。
さつまいも・皮むき
糖質=炭水化物量-食物繊維量=31.9‐2.2=29.7g
さつまいも・皮つき
糖質=炭水化物量-食物繊維量=33.1‐2.8=30.3g
よってさつまいも100gあたりの糖質量は以下のようになります。
- 皮むき: 29.7g
- 皮つき: 30.3g
皮がついているものの方が、炭水化物量が多いので、多少糖質量は多くなりますが、違いは微量です。
いずれにしろ、さつまいも100gあたりで、30g程度の糖質量を含んでいるということになります。
他の芋類の糖質量は以下のようになります。
100gあたり | |
里芋 | 10.8g |
じゃがいも | 16.3g |
山芋 | 12.9g |
このように他の芋類と比較しても、さつまいもの糖質量は多いということになります。
野菜の糖質量で多いものには、にんにく20.6g/100gがあげられますが、それよりもさつまいもは糖質量が多く、一回に食べる量が多いので注意が必要です。
さつまいも1本のカロリーや糖質量
では、さつまいも1本のカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
さつまいもは天然のものなので、やはりサイズにバラツキがあります。
さつまいも1本のサイズはおおよそ
- 小サイズ:200g
- 中サイズ:300g
- 大サイズ:400g
- 特大サイズ:500g
程度です。
大きいなと思うようなものは1本500g程度になります。
例えば、数本袋でまとめ売りされているようなもので、小さいさつまいもであれば、1本あたりの重量は100g程度です。
それぞれのカロリーは以下のようになります。
- 小サイズ: 268kcal
- 中サイズ: 402kcal
- 大サイズ: 536kcal
- 特大サイズ: 670kcal
※皮むきで計算
このようになります。
さつまいもは100gあたりがそもそも高カロリーですので、1本あたりで考えると、結構カロリーは高いんですよね。
たとえば煮物にする場合など、1本ぺろっと食べられてしまうので、料理の際は、注意しましょう。
砂糖やみりんなどを加えるとさらに高カロリーとなります。
また焼き芋も結構カロリーが高いので注意が必要です。
焼き芋に関してはこちらをどうぞ
焼き芋のカロリーや糖質量は?1本・100gあたりでは?
さつまいも1本あたりの糖質量
では、さつまいも1本あたりの糖質量はどれくらいになるでしょうか。
さつまいも100gあたりの糖質量は29.7g です。
※皮むきの場合
小サイズ:200g
中サイズ:300g
大サイズ:400g
特大サイズ:500g
で換算すると、それぞれの糖質量は以下のようになります。
- 小サイズ: 59.4g
- 中サイズ: 89.1g
- 大サイズ: 118.8g
- 特大サイズ: 148.5g
このようになっています。
生のさつまいも1本あたりでも結構糖質量は多いです。
さらに、糖質量の多い調味料を使って料理すると、糖質量はどんどん増えていきます。
糖質量が少ない野菜は多いのですが、さつまいもの場合は芋・でんぷん類に分類されており糖質量も多いです。
ですので野菜と混同せずに、糖質量の多い食材であることを認識する必要があるといえます。
蒸したさつまいものカロリーや糖質量
さつまいもは蒸して調理することも多いですね。
蒸した場合のカロリーや糖質量はどうなるのでしょうか。
食品成分表をもとにすると、蒸したさつまいも100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
さつまいも・蒸し皮むき
エネルギー:134kcal
水分:65.6g
タンパク質:1.2g
脂質:0.2g
炭水化物:31.9g
食物繊維:2.3g
さつまいも・蒸し皮つき
エネルギー:140kcal
水分:64.2g
タンパク質:0.9g
脂質:0.2g
炭水化物:33.7g
食物繊維:3.8g
実は蒸したところであまりカロリーに変わりはありません。
ほぼ成分値に変わりはありませんが、割合的には食物繊維量が増えて、蒸したものの方が、100gで換算すると繊維量は多いといえます。
というわけで当然100gあたりの換算ですと、糖質量にも違いが見られます。
蒸したさつまいもの糖質量
では、さつまいもを蒸した場合100gあたりの糖質量はどう変化するでしょうか。
さつまいも・蒸し皮むき
糖質=炭水化物量-食物繊維量=31.9‐2.3=29.6g
さつまいも・蒸し皮つき
糖質=炭水化物量-食物繊維量=33.7‐3.8=29.9g
よってさつまいもの糖質量は
- 蒸し皮むき: 29.6g
- 蒸し皮つき: 29.9g
となります。
よって、蒸したさつまいもの糖質量も約30gであり、生のさつまいもの糖質量とあまり変わりはありません。
甘い安納芋も同じ芋なので、そんなに変わりはないのです。
さつまいもで太ることはある?
では、さつまいもで太るということはあるのでしょうか。
さつまいもは生の状態でも100gあたり 140kcal程度ありますので、野菜や他の芋類と比較しても高カロリーであるといえます。
また、スイートポテトや焼き芋、煮物など様々な調理法がありますが、カロリーは高くなります。
よってさつまいもでも食べ過ぎはダイエットになりません。
ではなぜさつまいもがダイエットに効果的といわれているのか…それは 「食物繊維量」です。
さつまいもには食物繊維が豊富であり、食物繊維には、便通を良くする、余分な脂質を排泄するなどの効能があります。
よって便秘を解消するので、便秘がちな方にとっては嬉しい食材といえます。
腸に溜まっていたものを排泄してくれるので。
とはいってもカロリー的にみると、決して低い数値ではないので、食べ過ぎには注意が必要であるといえます。
糖質面でみると
さつまいもは、他の芋類と比較しても糖質量は多い食材であり、糖質制限向きではありません。
なので、糖質制限中にさつまいもを食べる場合は注意が必要です。
特にさつまいもは、砂糖で調理されやすいですが、そうするとさらに糖質があがります。
焼き芋でも100gあたりの糖質量は、白米ごはんと同じくらいです。
それでも、さつまいもが食べたいという方は、白米ごはんの代わりに摂取して、糖質量を普段より多く取らないように調整してみてはいかがでしょうか。
でんぷんが多いので、白米ごはんを食べなくても、充分腹持ちは良いですよ。
さつまいものカロリー糖質まとめ
さつまいものカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
さつまいもは、食材の中でも高カロリーであり、糖質量も多いです。
食物繊維量が多く、便秘解消に効果があるといわれていますが、食べ過ぎには注意が必要であるといえます。
1本まるごとおやつなどで食べてしまうとカロリーオーバーになる可能性もあるので、ご飯の代わりに置き換えるなどの対策が必要です。