切り干し大根の糖質量やカロリーがテーマです。
切り干し大根の糖質量はどれくらいでしょうか。
切り干し大根についてまとめていきます。
切り干し大根のカロリーや糖質量は?
切り干し大根は、大根を細切りにして、さらに天日干ししたものです。
主に煮物にして調理することが多いのですが、お味噌汁にいれたりもします。
切り干し大根は、乾燥しているので、長期保存できるという利点もありますね。
そんな切り干し大根のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(七訂)をもとにすると、切り干し大根100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
切り干し大根(乾燥)100g
エネルギー:301kcal
水分:8.4g
タンパク質:9.7g
脂質:0.8g
炭水化物:69.7g
食物繊維:21.3g
このようになっています。
切り干し大根を乾燥させたものだと、100gでこのような値です。
普段販売している切り干し大根は1袋で50g程度であり、一気に100gも食べるということはまずないといえます。
ちなみに、切り干し大根は、水で戻すと 4倍の量に膨れ上がります。
食品成分表をもとにすると、ゆでた切り干し大根の栄養成分は以下のようになります。
切り干し大根(ゆで)100g
エネルギー:19kcal
水分:94.6g
タンパク質:0.9g
脂質:0.1g
炭水化物:4.1g
食物繊維:3.7g
※市販品を水戻し後ゆでて調理したもの
このようになっています。
ですので、切り干し大根はゆでたもので、100gあたり 19kcal です。
大根そのもののカロリーは100gあたりで18kcalですので、切り干し大根も、戻したあと茹でると、元の大根に近い数値になるといえます。
切り干し大根の糖質量はどれくらい?
では、切り干し大根の糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、
糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
食品成分表をもとにすると、切り干し大根100gあたりの糖質量は以下のようになります。
~切り干し大根(乾燥)~
糖質=炭水化物量-食物繊維量=69.7‐21.3=48.4g
~切り干し大根(ゆで)~
糖質=炭水化物量-食物繊維量=4.1‐3.7=0.4g
よって、 切り干し大根100gあたりの糖質量は、
乾燥: 48.4g
ゆで: 0.4g
となります。
切り干し大根自体には食物繊維量も多く含まれるのですが、その分、糖質量も多いですね。
ですが、実際は水で戻して使いますので、ゆでると糖質量はかなり少ないということがわかります。
昔は高いと思っていた切り干し大根の糖質量
食品成分表5訂までの情報では、切り干し大根の糖質量は高いという数値でした。
当時のデータまででは、乾燥した切り干し大根のデータしかなく、あくまで水で戻した場合は、推測値での計算でした。
食品成分表7訂では、新たに切り干し大根・ゆでの成分値が記載されるようになりました。
切り干し大根・ゆでの実測値は、推測値よりも数値が低く、実際の糖質量は100gあたりで 0.4g です。
なので、切り干し大根の糖質量が高いと記載されているサイトは、食品成分表5訂のデータを使っているものが多いと考えられます。
煮物にすると砂糖を使うので糖質量は高くなると考えられますが、切り干し大根自体の糖質量は高くはないのです。
切り干し大根の煮物のカロリーや糖質量は?
では、切り干し大根は煮物にするとどうなるでしょうか。
切り干し大根の煮物には様々なレシピがありますが、以下のような材料でつくることができます。
切り干し大根の煮物(1人分)
切り干し大根(ゆで):60g
油揚げ:10g
人参:10g
砂糖:2g
醤油:6g
だし:100g
油:4g
このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。
切り干し大根(ゆで):11kcal
油揚げ:29kcal
人参:4kcal
砂糖:8kcal
醤油:4kcal
だし:4kcal
油:37kcal
計 97kcal
よって、 切り干し大根1食分(192g)で97kcal 程度になります。
材料や味付けにもよりますが、だいたい1人分は100kcal程度です。
切り干し大根の煮物の糖質量は?
では、切り干し大根の煮物の糖質量はどれくらいでしょうか。
上記のような材料の場合、それぞれの栄養成分は以下のようになります。
炭水化物量: 6.8g
食物繊維量: 2.6g
糖質: 4.2g
よって、切り干し大根1食分で糖質量は、4.2g程度になります。
今回は調味料として砂糖2gで計算していますが、砂糖の量やみりんの使用量が多いとそれだけ糖質量は多くなります。
糖質制限をしている方は、調味料にも注意してください。
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切り干し大根で太るということはあるの?
では、切り干し大根で太ることはあるのでしょうか。
切り干し大根は成分値でみると、乾燥しているものは100gで 300kcal ほどありますが、実際にゆでたものでは、100gあたりで 19kcal となります。
切り干し大根は、煮物にされることが多いですが、砂糖やみりんの量でもカロリーは変わりますが、だいたい100kcal程度です。
おかずとして100kcalであれば、太るということはなく、 許容範囲であるといえます。
ただ、切り干し大根をおかずとするときは、ご飯のカロリーに注意が必要です。
ご飯大盛り1杯200gで 336kcal
ご飯1杯150gのカロリーは 252kcal です。
切り干し大根+ご飯1杯+味噌汁で400kcal程度になります。
1食分のカロリーがこれくらいであれば、全く問題ありません。
他にタンパク質の含有量が多いものや野菜を取り入れれば、600kcal程度で理想の食事です。
糖質面でみると…?
切り干し大根は乾燥した状態ですと、100gあたりで 48.4g とかなり数値は大きいといえますが、これは乾燥した状態のものの話です。
実際食品成分表の数値では、切り干し大根のゆで100gは 0.4g と、糖質量はかなり少ないといえます。
ただ、煮物にした場合は、みりんや砂糖を使用するので調味料の糖質量に注意が必要です。
それぞれの糖質量は
砂糖大さじ1杯で8.9g
みりん大さじ1杯で7.8g
となります。
なので、これらの調味料を多量すると、切り干し大根の煮物の糖質量はかなり多くなります。
1人分のレシピの際は、砂糖小さじ1杯程度に抑えておくと、切り干し大根の煮物の糖質量は5g程度で収まります。
おかずとして5g程度であれば、そこまで問題ありません。
ただご飯1杯は150gで糖質量が55.2gですので、ご飯とのかねあいも考慮してください。
切り干し大根のカロリー糖質まとめ
切り干し大根のカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
切り干し大根は乾燥したものの数値をみると、高く感じますが、実際ゆでたものは、
糖質量もカロリーも高くありません。
ゆでたものは100gあたりで19kcal、糖質は0.4gです。
ただ、煮物にして砂糖やみりんをたくさん使う場合は、糖質量が増えてしまうので注意が必要です。
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