かつおのカロリーや糖質量がテーマです。
かつおの刺身のカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
かつおについてまとめていきます。
 
 
かつおのカロリーはどれくらい?
かつおは、日本の近海で春に餌を探して北上する群と、秋に産卵のために南下する群れが主に獲られています。
春にとれるものを初がつお、冬に捕れるかつおを戻りがつおと呼びます。
かつおの種類には、まがつお・そうだがつおなどの種類があります。
かつおは刺身やたたきなどにして食べられる他、かつお節などの加工品にもされています。
そんなかつおのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、かつお100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
春穫り
エネルギー:114kcal
 水分:72.2g
 タンパク質:25.8g
 脂質:0.5g
 炭水化物:0.1g
 食物繊維:0.0g
秋穫り
エネルギー:165kcal
 水分:67.3g
 タンパク質:25.0g
 脂質:6.2g
 炭水化物:0.2g
 食物繊維:0.0g
秋に獲れるものは、脂質量が多いために、その分カロリーが高いといえます。
かつおは、100gあたりで100kcalを超える魚ですが、魚類の中では、カロリーは高い方ではないです。
参考までに、他の魚のカロリーは以下のようになります。
| 100gあたり(kcal) | |
| あじ | 126 | 
| 穴子 | 161 | 
| いわし | 169 | 
| うなぎ | 255 | 
| かつお | 114 | 
| 鮭 | 138 | 
| さば | 247 | 
| ひらめ | 126 | 
| ぶり | 257 | 
| まぐろ | 108 | 
このように魚の中では100gあたりで、200kcalを超えるものは多く存在します。
特にうなぎやぶりは、脂質含有量が多いために、高カロリーになっています。
秋に獲れるかつおの方が、脂質の含有量が多いので、春に獲れるかつおよりもカロリーは高くなります。
ですが、魚の中では高カロリーな部類には入りません。
かつおの刺身のカロリー
かつおは、煮物や照り焼きなどの料理にされることもありますが、刺身も人気です。

かつおの刺身のカロリーはどれくらいになるでしょうか。
かつおの刺身1切れあたりの重さは20g程度です。
ですので、かつおの刺身一切れのカロリーは以下のようになります。
- 春獲り: 23kcal
 - 秋獲り: 33kcal
 
春獲りと秋獲りでは多少カロリーが変わりますが、一切れあたりは30kcal程度です。
醤油やわさびをちょっとつけるくらいであれば、この値からカロリーがそこまで増えるということはないです。
かつおの刺身は1パックあたり6枚程度入っているので、1パックあたりのカロリーは138~198kcal程度になります。
春かつおと秋かつおでは、脂質量が違うので、多少カロリーは変わってきます。
 
 
かつおの糖質量はどれくらい
では、かつおの糖質量はどれくらいでしょうか。

基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、かつおの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、かつお100gあたりの糖質量は以下のようになります。
春獲り
 糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
秋獲り
 糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2‐0.0=0.2g
よってかつお100gあたりの糖質量は
- 春獲り: 0.1g
 - 秋獲り: 0.2g
 
となります。
かつおをはじめ、基本的に魚類にはほとんど炭水化物量は含まれていません。
ですので糖質量は少ないといえます。
また刺身1枚あたりの重量は20g程度ですので、刺身1枚あたりの糖質量は0.1g以下になります。
なので、糖質制限をしている方でも安心して食べることができます。
ただ、魚料理でも煮物にすると糖質量がアップします。
例えば、砂糖大さじ1杯で糖質量は8.9g・みりん大さじ1杯で糖質量は7.8gとなります。
なので、これらの調味料を使う料理の場合、糖質量が増えてしまうので、注意が必要です。
糖質制限をしている方の場合、かつおは刺身やたたきなどの、砂糖やみりんを使わない料理の方がおススメです。
 
 
かつおの栄養には何がある?
かつおは刺身やたたきなど、様々な調理法があります。
スーパーでも販売されている身近な魚であるといえますが、どのような栄養があるのでしょうか。
かつおは青魚ですので、DHA・EPAが含まれています。
DHA (ドコサヘキサエン酸)は、悪玉コレステロールを減らしてくれる作用があり、脳や神経組織の機能を向上してくれる作用があります。
一方のEPA (エイコサペンタエン酸)は、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血管内で固まった血液を溶かす作用があるので、血液をサラサラにする作用があります。
DHAは、脳の機能を活性化してくれるので、頭が良くなるともいわれています。
なお、ビタミンやミネラルは、春獲りと秋獲りであまり含有量は変わりません。
貧血予防になる鉄分 や ビタミンB12 も多く含まれる他、筋肉や血液をつくるのにかかわるビタミンB6 も多く含まれています。
かつおで太ることはある?
ではかつおを食べて太るということはあるのでしょうか。

かつおは、春獲りと秋獲りで多少カロリーが違いますが、秋獲りのもので100gあたり165kcalです。
魚の中ではカロリーは高い方ではないです。
刺身1枚あたりの重量は20g程度ですので、1枚でも30kcal程度です。
なので、かつおを食べて太るということは考えにくいです。
ただかつお自体では、太らないですが海鮮丼として、ご飯も多く食べると摂取カロリーは多くなるので、太るということに繋がります。
糖質面でみると
では糖質面でみるとどうでしょうか。
かつお100gあたりでは、糖質量は0.1~0.2gなので、糖質量は少ないといえます。
ですので糖質制限をしている方も問題なく食べられます。
刺身やたたきなどは、糖質量が少ないですが、砂糖やみりんを使う料理の場合は、糖質量が多くなってしまうので注意が必要です。
また、かつおはご飯と一緒に食べられることも多いですが、ご飯1杯150gあたりの糖質量は55.2gとなるのでご飯を一緒に食べる方は、ご飯の量に注意してください。
かつおのカロリー糖質まとめ
かつおのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
かつおは春獲りと秋獲りで多少カロリーは変わりますが、春獲りで114kcal、秋獲りで165kcalとなります。
魚の中ではカロリーは高い方ではないです。
また糖質量も少ないといえます。
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