ヒレカツのカロリーや糖質がテーマです。
ヒレカツは、豚ヒレ肉に小麦粉、卵、パン粉をつけて油で揚げた料理です。
たっぷりのキャベツやごはんと一緒に食べるととてもおいしいですよね。
今回はヒレカツのカロリーや糖質量、栄養素についてご紹介していきます。
ヒレカツのカロリーはどのくらい?
赤身の豚ヒレ肉を使ったヒレカツですが、そのカロリーはどのくらいでしょうか。
食品成分表をもとにしたヒレカツ100gあたりの栄養素は次のようになります。
エネルギー: 388kcal
タンパク質:25.1g
脂質:25.3g
炭水化物:14.9g
食物繊維:0.9g
トンカツといえば、ヒレカツのほかに豚ロース肉を使ったロースカツもありますね。
ここでロースカツ100gあたりのカロリーと比べてみましょう。
エネルギー: 450kcal
タンパク質:22.0g
脂質:35.9g
炭水化物:9.8g
食物繊維:0.7g
脂身の多い豚ロース肉を使ったロースカツは、赤身の豚ヒレ肉を使ったヒレカツと比べると
カロリー、脂質とも多いです。
味の好みもありますがダイエット中にカロリーを気にする際には、やはりロースカツよりヒレカツを選ぶ方が良いですね。
ヒレカツの糖質はどのくらい?
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ヒレカツ100gの炭水化物量は14.9g、食物繊維量は0.9gなので糖質量は14gとなります。
ヒレカツ1枚分、約130gで計算した場合、1枚あたりの糖質量は約18.2g となります。
生の豚ヒレ肉100gあたりの糖質量は 0.3g なのですが、小麦粉や卵を使い調理するヒレカツはやはり糖質量が増えてしまいます。
また、ヒレカツを食べる際にはご飯も一緒にいただく事が多いのではないでしょうか?
ご飯一膳(150g)あたりの糖質量は 約55g となります。
ヒレカツにご飯はとても良く合う組み合わせですがその食べすぎには注意しましょう。
ヒレカツの栄養素は?
ヒレカツの栄養素で注目したいのは、ビタミンB1とナイアシンです。
それぞれヒレカツ100gあたりの含有量です。
ビタミンB1:1.09mg
ナイアシン:7.1mg
これは一日に必要な摂取量の 8~9割 に値します。
早速それぞれの栄養素の特徴について注目してみましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1は、身体に取り入れた糖質をエネルギーに変換する代謝作用に大きく関わるビタミンのひとつです。
肉体疲労時には豚肉を食べるのがいいと聞いたことがある方もいると思います。
これは、豚肉のビタミンB1を摂取することによって糖質がエネルギーに変換され、身体の中のエネルギー不足を補ってくれるからなのです。
糖質がエネルギーに効率よく変換されれば、糖質が身体の中に脂肪となって溜まる事を防ぐこともできます。
ビタミンB1は、ダイエット中に積極的に取り入れたいビタミン類のひとつと言えますね。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB1と同じ、ビタミン類の仲間です。
タンパク質、炭水化物、脂質など身体の中の多くの栄養素の代謝を助ける働きがあります。
ビタミンB1のように、それらの栄養素をエネルギーへと変換してくれる他、アルコールなど有毒物質の分解作用もあるためナイアシンを摂取することは二日酔い予防にも効果的です。
ナイアシンの不足は倦怠感やイライラ、肌荒れなどにつながるので気を付けるようにしましょう。
ヒレカツは太る?
ヒレカツには、体に必要な栄養素が含まれていることが分かりました。
ではヒレカツは食べても太らないのでしょうか?
ダイエット時には、やはり油で揚げるその調理法が気になるところです。
ここで、生の豚ヒレ肉とヒレカツの栄養素を比べてみることにしましょう。
調理していない豚ヒレ肉100gあたりの栄養素は次のようになります。
エネルギー: 130kcal
タンパク質:22.2g
脂質:3.7g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g
ヒレカツ100gあたりのカロリーは 388kcalですから、衣を付け、油で揚げて調理することによってカロリーが3倍近くになっています。
脂質にいたっては3.7gから25.3gと7倍近くまで増量しています。
ヒレ肉自体は、カロリーが低いのですが、ヒレカツは高カロリーであり、ダイエット中は注意が必要です。ですが、ロースかつよりは低カロリーです。
ここで注目したいのが、ヒレカツに添えられる 「キャベツの千切り」です。
キャベツに豊富に含まれる食物繊維には、糖と脂肪をブロックする働きがあります。
また、キャベツに含まれるビタミンUは、胃腸の粘膜を保護し、 消化吸収を助ける働きがあります。
糖質と脂肪が気になる際には、このキャベツの千切りを最初に食べるようにしましょう!
そうする事で、ヒレカツの糖質や脂肪の吸収を防ぐ事ができ、油ものによる胃もたれを予防するだけでなく、キャベツの満腹感により、その後の食べすぎを抑えることもできます。
ヒレカツに当たり前のように添えられていたキャベツの千切りですが、実は栄養素的にとても理にかなっている食材です。
また、ダイエット中に揚げ物を食べるならば、夕食時より、その後のカロリー消費量が期待できる昼食時がオススメです。
ダイエット中でもがっつりとトンカツが食べたい!そんな時には、たっぷりのキャベツの千切りと共に昼食時にヒレカツを楽しむようにしましょう。
ヒレカツのカロリー糖質まとめ
ヒレカツのカロリーと糖質についてまとめました。
ダイエット中には敬遠されがちなヒレカツですが、我慢してばかりではストレスが溜まってしまいますよね。
その栄養素を活かしつつ、太らない食べ方を意識しながらダイエット中にも揚げ物を楽しんでください。
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