おかず

牛すじのカロリーや糖質は高い?おでんにすると?

牛すじのカロリーや糖質がテーマです。

牛すじの煮込み、おでんの牛すじというと居酒屋さんでは定番の料理です。

煮込んでトロトロになって、少しコリっとした食感がたまらないですね。

牛すじは脂肪分がいっぱいでダイエットには向いていない・・と思う方もいると思いますが、実際はどうでしょうか。

今回は牛すじのカロリーや糖質量だけではなく、おでんにした場合も含めてまとめていきます。



牛すじのカロリーはどれくらい

牛すじとは牛の筋と書くように牛の筋の部分のことです。

おもにアキレス腱の部分にあたります。

食品成分表をもとにすると、牛すじの100gあたりの栄養素は以下のようになります。

エネルギー:155kcal
タンパク質:28.3g
脂質:4.9g
炭水化物:0g
食物繊維:0g

よって牛すじ100gあたりのカロリーは 155kcal になります。

 

牛の他の部位と比較してみると以下のようになります。

牛もも肉(皮下脂肪なし)100g/ 231kcal
牛リブロース100g/ 335kcal
※ゆでた場合

他の部位と比べて低カロリーになります。

牛すじ(おでん)のカロリー

ではおでんの場合カロリーはどのくらいなのでしょうか。

各家庭によって様々レシピがありますが以下のレシピでもつくることができます。

牛すじ(おでん)1人分

牛すじ:100g(155kcal)
出し汁:250g(5kcal)
お酒:20g(21kcal)
醤油:24g(17kcal)
砂糖:2g(8kcal)
塩:0.7g(0kcal)

206kcal

よって、牛すじ一人分で、206kcal程度になります。

 

市販のおでんの牛すじはどうでしょうか。

 

コンビニおでんの牛すじのカロリーは以下のようになります。

セブンイレブン:44kcal
ローソン 37kcal
ファミリーマート 30kcal

(2019/09現在)

コンビニによってひと串あたりの重量が異なり詳しいg数の明示がされていないのですが、約30g~40gとすると、3串でおよそ100gになります。

 

家庭で作って場合でも市販のものでも低カロリーでダイエットむきの食材といえます。



牛すじの糖質量はどのくらい

では糖質量はどのくらいでしょうか。

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糖質量は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算する事ができます。

牛すじの栄養成分は以下のようになります。

炭水化物量:0g
食物繊維量: 0g

糖質量: 0g

牛すじには炭水化物量が含まれていないので糖質量は0gです。

 

糖質量が0gなので、糖質制限ダイエットむきの食材にはまちがいないのですが、煮込んだ時の調味料に砂糖やお酒などが使われているので、「全く糖質を含んでいないわけではない」というわけではないです。

 

上記のような材料の場合ですと牛すじ(おでん)1人分の糖質量は 6.1g になります。



牛すじ煮込みのカロリー糖質量

では牛すじの煮込みの場合はどうでしょうか。

牛すじ煮込みの場合、以下のような材料でつくることができます。

牛すじの煮込み1人分

牛すじ:100g(155kcal)
大根:50g(9kcal)
こんにゃく:4分の1(3kcal)
しょうゆ:13g (10kcal)
砂糖:7g (26kcal)
酒:11g (12kcal)
味噌:9g (17kcal)

235kcal 

(糖質量 12g

牛すじ煮込み1人分のカロリーは235kcal相当で、糖質は12gとなります。

 

ちなみにご飯150gの糖質量は 55.2gカロリーは 252kcal となります。

美味しいだしがでるため、ついついご飯も進み食べ過ぎてしまいがちです。

 

各家庭にもよってちがいますが、入れるお野菜によっても糖質が含まれていて、その分糖質量も高くなるので、注意が必要ですね。

低カロリーで糖質0gというのは、糖質制限ダイエットの最大のメリットなのですが、脂質も少ない分、満腹感が低く腹持ちがよくないといわれています。

なので、食べ過ぎてしまったり、間食したりということが起こりがちです。

牛すじを食べる場合には、これらのデメリットも頭に入れておきましょう。

牛すじにはどんな栄養があるの?

牛すじには以下のような成分が含まれています。

タンパク質

タンパク質は血液、筋肉などをはじめ髪や爪などを作る成分として使われます。

牛すじにはタンパク質を主成分とするゼラチン質が豊富です。

調理したあとの見た目が白くプルプルした部分で、これは脂ではなく、コラーゲンが熱によってゼラチン化したものです。

コラーゲンをとることによって、コラーゲン合成が活発になり、肌にはりや弾力を与えてくれます。

ただコラーゲンを合成するには、ビタミンCと鉄分がかかせません。

牛すじにはビタミンCが含まれていないので、ビタミンCを多く含むピーマン・ブロッコリーなどの野菜をサラダにして一緒に食べるようにしましょう。

バランスよく摂取すると、美肌効果もアップします。

ビタミンK

「止血のビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンKは出血した時に血液を固める因子を活性化します。

又骨の形成をうながす働きをします。

骨粗しょう症の治療薬としても使われているので、骨や歯を丈夫にしたい方、ご年配の方は積極的にとりいれましょう。

ビタミンB12

葉酸と協力して赤血球をつくる働きをもつのがビタミンB12です。

貧血を予防する作用があり「造血のビタミン」とも呼ばれています。

ただ牛すじには葉酸がごくわずかしかしか含まれていませんので、サラダなどの緑黄色野菜と一緒に食べる事をおすすめします。

又最近の研究によると、ビタミンB12は睡眠・覚醒のリズムに関わっている事がわかってきました。

なので最近不規則で、生活のリズムがちょっとという方にもおすすめです。

牛すじで太ることはある?

牛すじは、低カロリーで低コレステロールであることに加え、高タンパク質なので糖質制限ダイエットむきの食材といえます。

ただ、低カロリーといっても食べる量が多くなってしまったらカロリーも高くなるので、食べ過ぎに注意しましょう。

おでんの牛すじや煮込み料理などは、お酒にもよくあいますね。

濃いめの味付けにしてしまうと、喉がかわくのでお酒を多く飲んでしまい、むくみの原因になります。

せっかく糖質の低い牛すじを食べても、糖質の高いビールや日本酒をたくさん飲んでしまったら、ダイエット効果がなくなってしまいます。

お酒を飲む時は糖質0の物を選ぶようにしましょう。

調理に使う時には味付けを薄めにして、食物繊維が豊富な食材と一緒に食べたりするようにしましょう。

牛すじのカロリー糖質まとめ

牛すじのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。

牛すじはコラーゲンが豊富で低カロリー、ダイエットの強い味方になってくれます。

牛すじはかたくて、そのままでは食べられないので、下処理をしてしっかりあく抜きをすることが大切です。

圧力鍋を使うと下処理も簡単にできます。

牛すじをさっと洗ったら、鍋にかぶるくらいの水を入れて火にかけます。蓋はしなくて大丈夫です。

沸騰したら火を弱め、5分ゆで、茹で汁を捨てて流水(温水)で隅々までよく洗います。

このみの大きさに切ったら圧力鍋に牛すじを入れ、かぶるくらいの水を入れ火にかけます。

おもりがふれてから10分加熱、あとは冷めるのをまって完了です。

ザルにあげて冷ますと、ぱさぱさになるので煮汁につけたまま冷ましてください。

臭みが気になる時は、下茹で時に生姜や長ネギの青いところをいれてみてくださいね。

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