鯛のカロリーや糖質量がテーマです。
鯛のカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。また刺身や煮つけではどうなるでしょうか。
鯛についてまとめていきます。
鯛のカロリーはどれくらい?
鯛は、日本の代表的な白身魚です。味は淡白で甘味もあります。
鯛には様々な調理法があり、刺身や焼き物、煮付けなどの調理法がありますが市場に出回っているほとんどの鯛は、養殖です。
そんな鯛のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、鯛の100gあたりのカロリーは以下のようになります。
まだい・天然
エネルギー:142kcal
水分:72.2g
タンパク質:20.6g
脂質:5.8g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
まだい・養殖
エネルギー:177kcal
水分:68.5g
タンパク質:20.9g
脂質:9.4g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
鯛で多く流通しているのは 「まだい」です。
まだいは、全長が1mに達する、鯛類の中でも大きいサイズです。
天然と養殖では、脂質量が異なるので、カロリーが変わってきます。
養殖ものの方がカロリーが高いですが、他の魚も同じで、餌をたっぷり与えてもらっているためか、養殖ものの方がカロリーが高いです。
なお、まだいが多いですが、鯛には他にも種類があります。
他の鯛の種類やカロリーは以下のようになります。
「きだい」… 108kcal /100g
体長が40cmくらいで体の色が赤・黄色っぽいのが特徴
「くろだい」… 150kcal /100g
体長が50cmくらいであり、名前の通り体の色が黒いのが特徴
「ちだい」… 105kcal /100g
体長が40cmくらいで体の色が桃色なのが特徴
このように色の特徴によって名前が変わってきます。
くろだいは、天然の鯛類の中で最も脂質量が多いので、カロリーは高めです。
他の魚と比較すると、鯛類は魚の中でもカロリーは平均的です。
「きだい」や「ちだい」は100gあたりで100kcal程度であり、カロリーは低い方ですが、一般的に多く流通している「まだい」は魚の中では標準です。
参考までに他の魚のカロリーは以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
鯛の脂質量は養殖のものでは10%近いため、カロリーは200kcal程度になりますが、鯛よりももっとカロリーが高いものがあります。
鰻やブリ、さばなどは100g中のカロリーが200kcalを超えますが、脂質の含有量が100g中20%を超えます。
なので脂がのっている魚ほどカロリーが高いので注意が必要です。
鯛1尾あたりのカロリー
真鯛1尾あたりの重量は、個体差はありますが、450g程度です。
鯛には廃棄率があり50%ですので、可食部は225gとなります。
よって鯛1尾あたりのカロリーは
- 天然: 320kcal
- 養殖: 398kcal
となります。
天然ものだと1尾で300kcal程度、養殖ものだと1尾で400kcal程度になります。
鯛の糖質量はどれくらい
では鯛の糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
鯛の糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表(7訂)をもとにすると、鯛100gあたりの糖質量は以下のようになります。
真鯛(天然)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
真鯛(養殖)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
ですので、鯛100gあたりの糖質量は
- 天然: 0.1g
- 養殖: 0.1g
となります。
鯛は糖質量が少ない食材であり、糖質制限中でも問題なく食べられます。
基本的に鯛を含め、魚類や肉類は炭水化物量が少ないので糖質制限をしている方も、摂取している方が多いです。ただ魚や肉類は、調理法によって糖質量が変わってきます。
「刺身」「煮物」の場合は、糖質量が少ない料理です。
ですが「煮つけ」などの砂糖やみりんを使う料理の場合、糖質量が多くなってしまうので注意が必要です。
鯛1尾あたりの糖質
また鯛(真鯛)1尾あたりの糖質量は以下のようになります。
- 天然: 0.2g
- 養殖: 0.2g
丸ごと1尾で0.2g程度ですので糖質量は少ないです。
鯛の刺身のカロリーや糖質量
鯛はお刺身にしてもよく食べられていますが、カロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、お刺身100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:146kcal
水分:71.9g
タンパク質:21.2g
脂質:5.9g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
※まだい・養殖・皮なし―刺身
つまり、鯛のお刺身100gあたりで146kcalとなります。
刺身100gあたりで150kcal程度になります。
刺身一切れあたりの重量は15g程度になるので、一切れあたりで22kcalになります。
鯛の刺身の糖質量
鯛の刺身100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2‐0.0=0.2g
よって鯛100gあたりの糖質量は0.2gとなります。
一切れあたりでは、0.1g未満(約0.03g)となります。
鯛の煮つけのカロリーや糖質量
鯛は煮つけにしても多く食べられていますが、煮つけにするとカロリーはどれくらいでしょうか。
鯛の煮つけには様々なレシピがありますが、以下のような材料でつくることができます。
鯛の煮つけ1食分
鯛(養殖):100g
醤油:18g
酒:25g
みりん:9g
砂糖:4.5g
しょうが:3g
このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。
鯛:177kcal
醤油:13kcal
酒:27kcal
みりん:22kcal
砂糖:17kcal
しょうが:1kcal
計 257kcal
よって鯛の煮つけ1食分(159.5g)程度で、257kcal 程度になります。
鯛の煮つけには、砂糖やみりんなどの調味料を使用するので、生の状態よりはカロリーは高くなります。
鯛の煮つけの糖質量
では、鯛の煮つけの糖質量はどれくらいでしょうか。
上記のような材料の場合、それぞれの材料の糖質は以下のようになります。
鯛(養殖):0.1g
醤油:1.8g
酒:1.2g
みりん:3.9g
砂糖:4.5g
しょうが:0.3g
計 11.8g
よって鯛の煮つけ(159.5g)程度の糖質量は11.8gとなります。
鯛の煮つけは、砂糖やみりんを多く含むので糖質量は多くなります。
刺身や焼くだけですと、糖質量は少ないですが、煮つけの場合は糖質の多い調味料を使うので、1食で10g以上になります。
ですので糖質制限をしている方は注意が必要です。
鯛で太ることはある?
鯛は100gあたりで 142kcal (天然)177kcal (養殖)となります。
鯛は天然と養殖ものでは、脂質の含有量に違いがあるため、カロリーは異なります。
鯛は魚の中ではそこまで高カロリーではないです。ですので、食べ過ぎなければ太るということは考えにくいです。
ただ、鯛は料理によってカロリーが異なり、煮つけや鯛飯にするとカロリーは高くなってしまいます。
糖質面でみると
鯛の糖質量は100gあたりで 0.2g となります。
ですので糖質量は少なく、糖質制限をしている方でも食べることができます。
刺身や塩焼きなどの調理法ですと、糖質量は少ないままです。
ただ、煮物にしてしまうと、みりんや砂糖を使うので糖質量は多くなってしまいます。
なので糖質制限をしている方は、刺身や焼き物などにして食べるのが良いかと思います。
また魚料理を食べるときは白米の食べ過ぎに注意が必要です。
白米はお茶碗1杯(150g)で 55.2gとなります。
ですので白米の量によって、摂取する糖質量が多くなるので糖質制限中は、食べる量に気をつけてください。
鯛のカロリー糖質まとめ
鯛のカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
鯛は魚の中では、そこまでカロリーが高いわけではなく、天然のもので140kcal程度です。
養殖ものですと、少しカロリーは高くなります。
また、鯛の糖質量も少ないですが、煮つけにしたり、砂糖やみりんを多く使うと糖質量が多くなるので注意が必要です。
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