ししゃものカロリーや糖質量がテーマです。
ししゃものカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
ししゃもについてまとめていきます。
ししゃものカロリーはどれくらい?
ししゃもは、骨が柔らかいので、骨ごと食べることができる魚です。
一般に塩焼きやフライ、天ぷらなどにして食べられています。
ししゃもには、国産の 「本ししゃも」の他に輸入されている 「からふとししゃも」(別名:カペリン)があります。
そんなししゃものカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、ししゃも100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
なお、食品成分表に記載されているものは、すべて「子持ちししゃも」です。
ししゃも(輸入:からふとししゃも)
エネルギー:177kcal
水分:69.3g
タンパク質:15.6g
脂質:11.6g
炭水化物:0.5g
食物繊維:0.0g
ですので、ししゃもの種類によってカロリーは多少変わってきます。
- 本ししゃも: 166kcal
- からふとししゃも: 177kcal
と多少カロリーは違いますが、一般に多く流通しているのは、輸入のからふとししゃもです。
データは子持ちししゃものものですので、脂質量が多く、魚の中では少しだけカロリーは高い方です。
参考までに他の魚のカロリーは以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
一般に脂質の含有量が少ない魚は、100gあたりでも100kcal程度でカロリーは低いです。
ししゃもの場合は、100g中10%ほど脂質を含んでいるので、カロリーは少し高めです。
ししゃもよりも脂質含有量の多い、鰻やブリの方がカロリーは高いといえます。
ししゃも一匹あたりのカロリー
ししゃも1匹あたりの重量は20g程度です。
本ししゃもの廃棄率は10%ですので、ししゃも1匹あたりの可食部は18gとなります。
よって本ししゃも:18g・からふとししゃも:20gが1匹あたりの可食部になるので
それぞれのカロリーは以下のようになります。
- 本ししゃも: 30kcal
- からふとししゃも: 35kcal
ししゃもは、1尾あたりの重量が軽いので、1尾丸ごと食べても摂取カロリーは30kcal程度になります。
1尾あたりで換算すると、他の魚よりもカロリーは低いといえます。
ただ1尾あたりが軽いのでカロリーは低いですが、同じ重量を食べれば、カロリーはマグロやアジよりもカロリー摂取量は多くなります。
ししゃもの糖質量はどれくらい?
では、ししゃもの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、ししゃもの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表(7訂)をもとにすると、ししゃも100gあたりの糖質量は以下のようになります。
本ししゃも
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2‐0.0=0.2g
からふとししゃも
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.5‐0.0=0.5g
よってししゃも100gあたりの糖質量は
- 本ししゃも: 0.2g
- からふとししゃも: 0.5g
となります。
「本ししゃも」「からふとししゃも」はいずれにしろ糖質量が少ないといえます。
一般に多く出回っているししゃもは、からふとししゃもですので、多少糖質量は含んでいるといえます。
基本的に魚や肉類は、炭水化物量が少なく糖質量がほとんど含まれていないので、糖質制限にも向いています。
基本的に他の魚類も100gあたりの糖質量は、1g未満です。
ししゃも一尾あたりの糖質量
また1尾あたりの糖質量は以下のようになります。
- 本ししゃも:0.0g
- からふとししゃも:0.1g
※本ししゃもは100gあたりの糖質量が0.2gですので、1尾あたりでは0.05g未満であり四捨五入で0gとなります。
ただ調理法によって糖質量は変わってくるので注意が必要です。
ししゃもの糖質量を少なくする調理法
ししゃもは、刺身ではなく焼いて食べることが多い魚です。
焼いたり、フライにしたりと様々な調理法がありますが、調理法によっては糖質量が多いです。
「焼くだけ」であれば、調味料は使わないので、糖質量は低いままです。
「フライ」「天ぷら」などの調理法の場合は、多少ですが、糖質量は多くなります。
材料によって多少変化しますが、ししゃも100gあたりの糖質量は0.2~0.5gですが、天ぷらにすることで、1尾あたりの糖質量が3g程度になります。
ですので糖質制限をしている方は、焼いて食べるだけの方が糖質の摂取量は少なくなります。
ししゃもの栄養は?
ではカロリーはちょっと高めのししゃもですが、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
ししゃもにはタンパク質の他に
- カルシウム
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- DHA
- EPA
などの栄養素が含まれています。
ししゃものカルシウム
「カルシウム」は、魚やチーズなどの乳製品に多く含まれている栄養素ですが、骨の健康維持に必要です。
骨と歯を丈夫にする他、不足すると骨粗しょう症を起こすことがあります。
カルシウムの1日の推奨量が多く、成人女性の目標量を摂取するためには、ししゃも9~10本を食べる必要があります。
ししゃも以外に魚の中でもカルシウムが多いのは、桜エビ、しらす、あゆ、いわしなどの魚です。
ししゃものビタミンB2
「ビタミンB2」は、糖質・タンパク質・脂質の代謝に関わるビタミンです。
代謝に関わるのでダイエット中の方も必要なビタミンです。
ししゃものビタミンB12
「ビタミンB12」は、葉酸とともにヘモグロビンの形成に関わるビタミンで、悪性貧血の予防になります。
ししゃものDHA・EPA
「DHA」は、悪玉コレステロールを減らし、脳や神経の機能を向上してくれる働きがあります。
また「EPA」は、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる作用があります。
ですので、ししゃもには、不飽和脂肪酸が豊富で動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立ちます。
ししゃもで太ることはある?
ではししゃもで太ることはあるのでしょうか。
ししゃもは100gあたりで170kcal程度になります。ですので、魚類の中では少しカロリーが高い部類です。
もちろんししゃもよりカロリーが高い魚も多いです。
100gあたりで換算すると、少しカロリーは高いですが、ししゃもは1尾あたりの重量がかなり少ないために、1尾あたりのカロリーは30kcal程度です。
ですので、ししゃもを焼いて数尾分食べる程度であれば問題ないです。
ししゃもは、フライや天ぷらにして食べることも多いですが、揚げ物にすると多少カロリーは高くなります。
ダイエット中であれば、生干ししたししゃもを焼いて食べた方が良いです。
糖質面でみると
ししゃも100gあたりの糖質量は、品種にもよりますが、 0.2~0.5g 程度です。ですので、糖質量が少ないといえます。
糖質制限をしている方も問題なく食べられます。
カロリー同様に、天ぷらやフライにしてしまうと糖質量が多くなってしまうので、糖質制限をしている方は、焼いたししゃもを食べるのが良いかと思います。
ししゃもは、子持ちのものも多く、腹持ちも良いです。
ししゃものカロリー糖質まとめ
ししゃものカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
ししゃもは、100gあたりで170kcal程度ですので、魚の中では少しカロリーは高い方です。
ただ魚類ですので、糖質量は少ないです。
おかずにして食べるのであれば、フライなどの揚げ物よりも焼いただけの方が、低カロリーで低糖質になります。
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