たらこのカロリーや糖質量がテーマです。
たらこのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
また焼きたらこや、たらこ1本あたりではどうなるでしょうか。
たらこについてまとめていきます。
たらこのカロリーはどれくらい?
たらこは、その名前の通り、たらの卵です。
「すけとうだら」の卵巣を塩漬けにしたもので、焼きたらこは、ご飯のおともにされる他、おにぎりやお茶漬けの具としても食べられています。
たらこ自体も、パスタの具や和え物にして調理されています。
そんなたらこのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、たらこ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
たらこ100gあたり
エネルギー:140kcal
水分:65.2g
タンパク質:24.0g
脂質:4.7g
炭水化物:0.4g
食物繊維:0.0g
よってたらこ100gあたりで140kcalとなります。
たらこのカロリーは高くないです。
たらこの親である「たら」はそもそも100gあたりで76kcalと、魚の中でもカロリーが低い方です。
ですので、たらこ自体も脂質量が少なく、カロリーは高くないです。
たらこ以外にも卵巣を食べる魚もあり、ニシンの卵巣「かずのこ」ボラの卵巣「からすみ」がありますが、それぞれのカロリーは以下のようになります。
かずのこ:162kcal/100g
からすみ:423kcal/100g
すじこ:282kcal/100g
からすみは乾燥させているために、100gで換算するとカロリーは高くなります。
その他魚の卵のカロリーは以下のようになります。
- キャビア(さめ):263kcal/100g
- いくら(鮭):272kcal/100g
卵巣や卵といっても、魚の種類によってカロリーは変わってきます。
たらこは、魚の卵巣や卵の中でもカロリーが低い方であるといえます。
たらこ1本あたりのカロリー
たらこは、数本セットで販売されているものが多いかと思いますが、カロリーはどれくらいでしょうか。
たらこ1腹あたりの重さは50g程度です。
ですので1腹あたりのカロリーは70kcalとなります。
たらこパスタ1人分で使うたらこは1腹程度です。ご飯の際におかずとしてたらこを食べる場合は、これくらいのカロリーが加算されることになります。
たらこの糖質量はどれくらい
では、たらこの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、たらこの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表(7訂)をもとにすると、たらこ100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.4‐0.0=0.4g
よってたらこ100gあたりの糖質量は0.4gとなります。
たらこの糖質量は少ないです。ですので、糖質制限をしている方でも食べることができます。
基本的に魚や肉類は糖質量が少ないので、糖質制限をしている方でも安心して食べられます。
たらこ1本あたりの糖質量
たらこ1本あたりの重量は50gです。ですのでたらこ1本あたりの糖質量は0.2gとなります。
たらこ1本あたりの糖質量は少ないといえます。
たらこ1本というのは、一人分のパスタにいれる量の目安です。
たらこの栄養
では、たらこにはどのような栄養があるでしょうか。
たらこには以下のような成分が多く含まれています。
- 亜鉛
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- ビタミンE
- DHA
- EPA
タンパク質をはじめ、多くの栄養素が含まれています。
それぞれの働きについて簡単に説明します。
「亜鉛」…酵素の構成成分となり、タンパク質の合成にも関わります。
「ビタミンB1」…糖質の代謝に関わるビタミンで、疲労回復に効果があります。
「ビタミンB2」…糖質・タンパク質・脂質の代謝に関わるビタミンです。
皮膚や粘膜の健康維持にも関わります。
「ビタミンB12」…葉酸とともにヘモグロビンの生成に関わるビタミンで、巨赤芽球性貧血の予防になります。
「ビタミンE」…別名若返りのビタミンと呼ばれ、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも関わります。
「DHA」…悪玉コレステロールを減らす他、脳や神経の機能向上してくれます。
「EPA」…血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
このようにたらこは、人間に必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
たらこは塩分量に注意が必要
たらこは栄養価が高いのですが、食べ過ぎには注意が必要です。
というのも、たらこ100gあたりの食塩相当量は4.6gです。
つまり1腹分でも2.3gということになります。
日本人の食事摂取基準によると、日本人の1日の塩分摂取量は男性8g/1日で女性7g/1日することが勧められています。
つまりたらこは塩分量が多いのです。
塩分が多い食事をしていると、高血圧になる可能性もあります。なので、毎日たらこを食べるのは、塩分的に見ると、問題です。
たらこを食べる際は、他の食材の塩分量も気にしてみると良いです。
たらこで太ることはある?
ではたらこで太ることはあるでしょうか。
たらこは100gあたりで140kcalであり、他の魚の卵巣と比較してもカロリーは高くありません。
ですので、たらこを食べて太るということは考えにくいです。
また1腹あたりでは70kcal程度であり、カロリーでみても高くはないです。
ただたらこはつくる際に「塩漬けにする」という工程があるため塩分量が多いというマイナス面もあります。塩分の取りすぎは体に負担をかけるだけでなく、ご飯も多く食べてしまうということが考えられます。
白米ごはんはお茶碗1杯(150g)で252kcalになりますので、同時に白米をたくさん食べ過ぎてしまうとカロリーオーバーとなることもあります。
ですのでたらこは食べ過ぎないようにしてください。
多くても1日1本で、毎日食べない方が良いです。
糖質面でみると
では糖質面でみるとどうでしょうか。
たらこ100gあたりの糖質量は0.4gと少ないです。つまり1腹分で0.2gなので、糖質制限をしている方も安心して食べられます。
ただカロリーのところでも触れましたが、たらこは塩分量が多いです。
塩分量が多いとご飯も多く食べがちです。
白米ごはんはお茶碗1杯(150g)で糖質量が55.2g となります。
糖質制限をしている方の糖質目安量は、緩めの方でも1日100g程度ですので、ご飯を食べ過ぎると、糖質制限の意味がなくなります。
糖質制限中でもご飯が食べたい・・・という方は、糖質量の少ないご飯がおすすめです。
たらこのカロリー糖質まとめ
たらこのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
たらこはカロリーが高くないですし、糖質量も少ないです。
ただ、塩分量が多いために、ご飯を多く食べ過ぎてしまうというリスクもあります。
また塩分量が多い食材を取り過ぎると高血圧やむくみの症状が起こる可能性もあります。
たらこは食べ過ぎに注意が必要です。
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