明太子(辛子明太子)のカロリーや糖質量がテーマです。
明太子のカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
また明太子1本あたりではどうなるでしょうか。
明太子についてまとめていきます。
明太子のカロリーはどれくらい?
明太子は、たらの卵巣を唐辛子漬けにしたものです。
たらの卵巣を塩漬けにしたものは「たらこ」です。ですので、たらの卵巣ということで、元は同じです。
明太子は、たらことは違い「辛い」といえます。明太子は辛子明太子と呼ばれます。
そんな明太子のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、明太子100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
明太子100g
エネルギー:126kcal
水分:66.6g
タンパク質:21.0g
脂質:3.3g
炭水化物:3.0g
食物繊維:0.0g
ですので明太子100gあたりで126kcalとなります。
明太子はカロリーは高くはないです。
明太子はたらの卵巣ですが、他の魚の卵類と比較してもカロリーは高くない方です。
他の卵巣・卵のカロリーは以下のようになります。
かずのこ(ニシン): 162kcal /100g
からすみ(ぼら): 423kcal /100g
すじこ(鮭): 282kcal /100g
たらこ: 140kcal /100g
キャビア(さめ): 263kcal /100g
いくら(鮭): 272kcal /100g
ですので、魚の卵は100gで200kcal以上のものが多く、カロリーは高いものが多いです。
この中では、明太子のカロリーは高くないといえます。
というのも、明太子の親である 「たら」は脂質量が少なく、カロリーの低い魚であるといえます。
ですので、明太子自体も脂質量が少ないので、カロリーは低くなっています。
明太子1本あたりのカロリー
では明太子1本あたりのカロリーはどれくらいでしょうか。
明太子1腹あたりの重量は50g程度です。
ですので、カロリーは63kcalとなります。
明太子1腹は明太子パスタ1人分の使用量です。
明太子の糖質量はどれくらい?
では、明太子の糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、明太子の糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、明太子100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=3.0‐0.0=3.0g
よって明太子100gあたりの糖質量は、3.0gとなります。
明太子は、辛子が含まれている分、たらこと比較して糖質量は多くなりますが、100gあたりで3.0gですので、食材全般でみると糖質量は少ないといえます。
基本的に魚や肉類は100gあたりの糖質量が少ないものが多いです。
「たら」100gあたりの糖質量は0.1gです。
なぜ明太子の糖質量が100g中で3.0gになってしまったのかというと、唐辛子が含まれているためです。
卵巣だから糖質量が多くなったわけではないです。
卵巣を塩漬けしただけの「たらこ」は、糖質量が100g中0.4gです。
なので明太子はたらこと比較すると、少し糖質量は多いといえます。
たらこに関してはこちらの記事をどうぞ
たらこのカロリーや糖質量は?焼きたらこや1本あたりは?
明太子1本あたりの糖質量
明太子1本あたりの重量は50g程度ですので、糖質量は1.5gとなります。
1.5gですので、おかずとしては糖質量は少ないです。
ですので、糖質制限中の方も、食べて問題ないレベルであるといえます。
明太子の栄養
では明太子にはどのような栄養が含まれているでしょうか。
明太子で注目すべき栄養素は以下の通りです。
- ビタミンE
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- DHA
- EPA
タンパク質含有量の多い明太子ですが、その他このような栄養素が含まれています。
たらこに多く含まれている栄養素と基本的にあまり変わりありません。
それぞれの栄養素の働きについて簡単に説明します。
「ビタミンE」…抗酸化作用が強いビタミンであり、若返りのビタミンとも呼ばれます。
動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きがあります。
「ビタミンB1」…糖質のエネルギー代謝に関わるビタミンであり、疲労回復に効果のあるビタミンです。
その他、皮膚や粘膜の健康維持にも関わります。
「ビタミンB2」…糖質・タンパク質・脂質の代謝に関わるビタミンであり、子供の成長にも関わります。
「ビタミンB12」…葉酸とともにヘモグロビンの形成に関わり、悪性貧血を防ぎます。
その他神経を正常に保つ働きもあります。
「DHA」…青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸です。
悪玉コレステロールを減らし、脳や神経の機能を向上させる働きもあります。
「EPA」…中性脂肪やコレステロールを減らし血液をサラサラにしてくれる効果があります。
このように明太子には体にとっても良い働きが期待できるビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
明太子の塩分量に要注意!
しかし、明太子を食べる上では注意しないといけない成分もあります。それは「塩分量」です。
明太子100gには 5.6g もの塩分量が含まれています。
つまり1本あたりで2.8gです。
これは塩分量が多い食材であるといえます。
日本人はもともと塩分量の摂取が多いのですが、現在、食事摂取基準では1日の塩分量摂取目標量は以下のように決められています。
- 男性:8g/1日
- 女性:7g/1日
目標量は定められていますが、1日平均で9g程度の塩分量を摂取してしまっているといえます。
塩分を日頃から摂取しすぎると、高血圧の症状を引き起こす可能性もあります。
また腎臓に負担をかけるために、腎臓病の症状を引き起こす可能性も。
日頃塩分量に気を付けると同時に、明太子の食べ過ぎには注意が必要です。
明太子で太ることはある?
では、明太子で太ることはあるでしょうか。
明太子のカロリーは100gあたりで126kcalであり、カロリーが高いわけではありません。ですので、明太子を食べて太るということは考えにくいです。
他の魚の卵巣・卵と比較してもカロリーは低い方です。
ただ明太子は、塩分量が多いために、ご飯も同時に食べてしまうこともあるかと思います。
ご飯お茶碗1杯は252kcal程度ですが、塩辛いとついつい、ご飯を食べ過ぎてしまいがちです。
ですので明太子を食べる際は、ご飯の量に注意が必要です。
また塩分量が多いので、食べ過ぎるとむくみの原因にもなります。
明太子を食べる際は、余分な塩分を排泄する効果のある「カリウム」を多く含む食品も摂取すると良いです。納豆、ほうれん草、里芋などの食材です。
糖質面でみると
明太子の糖質量は100gあたりで3.0gと糖質量は少ないです。1腹あたりでは1.5gとなります。
ですので、糖質制限をしている方も食べられるおかずであるといえます。
カロリーのところでも触れましたが、明太子は塩分量が多いので、ついついご飯を食べてしまいがちです。
白米お茶碗1杯(150g)あたりの糖質量は、55.2g となります。
お茶碗1杯でも多くの糖質量を含みます。
病気などで糖質制限をしている方であれば、1日の糖質量の摂取目安を50gにされることもあります。
緩めの糖質制限でも1日の目安量が100g程度です。なので、ご飯を食べ過ぎると糖質制限になりません。
明太子などの塩辛いものを食べる際は、白米の量にも気をつけてください。
どうしてもご飯が食べたいという方には糖質量の少ないご飯も
明太子のカロリー糖質まとめ
明太子のカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
明太子は100gあたりで126kcalです。
魚の卵巣・卵の中では低カロリーな部類です。
また糖質量は他のものと比べると少し多いですが、食材全般でみれば、糖質量は少ない方であるといえます。
ただ塩分量が多いので食べ過ぎに注意してください。
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