マグロの赤身のカロリーや糖質量がテーマです。
マグロの赤身のカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。また脂身であるトロだとどうなるでしょうか。
マグロについてまとめていきます。
マグロの赤身のカロリーはどれくらい?
マグロは、刺身や寿司、その他ねぎとろや角煮、海鮮丼など様々な料理に調理されています。
そんなマグロですが、赤身とトロではどれくらいカロリーが違うのでしょうか。
また、マグロの種類によって、カロリーはどれくらい違うのでしょうか。
食品成分表をもとにすると、まぐろ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
クロマグロ
マグロの中では最高級品です。大トロなど寿司としても多く扱われています。
エネルギー:125kcal
水分:70.4g
タンパク質:26.4g
脂質:1.4g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ミナミマグロ(インドマグロ)
クロマグロよりは少し劣りますが高級品であり、寿司ネタや刺身にされます。養殖ものも多い。
エネルギー:93kcal
水分:77.0g
タンパク質:21.6g
脂質:0.1g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
メバチマグロ
クロマグロやミナミマグロと比較すると、多少味は劣りますが、美味しい種類で、スーパーの刺身に並ぶことが多いです。
エネルギー:108kcal
水分:74.4g
タンパク質:22.8g
脂質:1.2g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
キハダマグロ
脂質が少なく味が蛋白なため、刺身よりもツナなどの缶詰にされやすいです。
エネルギー:106kcal
水分:74.0g
タンパク質:24.3g
脂質:0.4g
炭水化物:0.0g
食物繊維:0.0g
ビンナガマグロ
脂質が少なく、他のマグロよりも味が劣るので、刺身や寿司ネタにはされにくい品種です。回転寿司店では、安価なため流通しやすい品種といえます。
エネルギー:117kcal
水分:71.8g
タンパク質:26.0g
脂質:0.7g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
このようにマグロの種類によって、カロリーはバラバラです。
カロリーの高い順に並べると以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
クロマグロ(赤身) | 125 |
ビンナガマグロ | 117 |
メバチマグロ | 108 |
キハダマグロ | 106 |
ミナミマグロ(赤身) | 93 |
よってクロマグロがマグロの種類の中では最もカロリーが高くなります。
同じ赤身でも脂質量が違うので、カロリーも変わってきます。ただマグロの赤身の場合、脂質含有量は100g中1%程度です。
赤身とトロを比較するとカロリーはどれくらい違う
マグロは、赤身も人気がありますが、脂質量の多いトロは、1匹から獲れる量が少ないので、高級品として扱われています。
そんなトロと赤身ではどれくらいカロリーに違いがあるのでしょうか。
クロマグロ100gあたり
赤身: 125kcal
トロ: 344kcal
ミナミマグロ100gあたり
赤身: 93kcal
トロ: 352kcal
トロは赤身の約3倍のカロリーになります。それは脂質量に違いがあるためです。
クロマグロ100gあたりの脂質量は1.4gですが、トロの場合は、27.5gとなります。よって、脂質の含有量が全然違います。
脂質は1gあたりで約9kcalとなるので、脂質が増えるだけで、それだけ高カロリーとなります。主に背中の部分が赤身で腹の部分がトロとなります。
トロは獲れる量も少ないために、価格が高く、重宝されていますが、脂身が多い分カロリーは高いといえます。
ダイエット中の方は食べ過ぎに注意してください。
マグロの糖質量はどれくらい?トロでは?
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、マグロの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、マグロ100gあたりの糖質量は以下のようになります。
100gあたり(g) | |
クロマグロ(赤身) | 0.1 |
クロマグロ(トロ) | 0.1 |
ビンナガマグロ | 0.2 |
メバチマグロ | 0.2 |
キハダマグロ | 0 |
ミナミマグロ(赤身) | 0.1 |
ミナミマグロ(トロ) | 0.1 |
つまり赤身もトロも100gあたりで 0~0.2g程度の糖質量になります。ですのでマグロの赤身もトロもかなり糖質量は少ないといえます。
カロリーには大きな差がありますが、糖質面でみると、赤身とトロにはあまり差はありません。
100g中で0.2g程度というのはかなり少ない数字ですので、糖質制限中の方でも安心して食べられます。
ただ食べ過ぎるとトロの場合は、カロリー過多となってしまうので、食べすぎには注意してください。
マグロの栄養
マグロには成分として注目すべき栄養素も含まれています。
マグロで注目すべき栄養素は
- カリウム
- 鉄分
- ビタミンD
- ビタミンB6
- DHA
- EPA
などの栄養素です。
それぞれの栄養素の働きは以下のようになります。
「カリウム」…カリウムには体内の塩分濃度を調整する働きがあります。
ですので、余分な水分を排泄しむくみを予防する働きがあります。その他、高血圧予防にも役立ちます。
「鉄分」…鉄分はマグロの中でも特に、キハダマグロに多く含まれます。
鉄は酸素を運搬するヘモグロビンの構成成分となっているので鉄分が不足すると貧血の症状が起こります。
つまり鉄分の多い食品を摂取することで貧血予防になります。
「ビタミンD」…ビタミンDは小腸でのカルシウムの吸収を促進し、骨や歯を丈夫にする働きがあります。
ビタミンDが不足すると、カルシウム吸収が不十分となり、骨粗しょう症のリスクが高まります。
「ビタミンB6」…ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関わるビタミンで、タンパク質を多く摂取する人ほど必要なビタミンです。
粘膜や皮膚の健康維持にも必要なビタミンです。
「DHA」…DHA(ドコサヘキサエン酸)は青魚に多く含まれている不飽和脂肪です。
不飽和脂肪は脂質に多く含まれているので、赤身よりも脂身の方に多く含まれます。
DHAには、悪玉コレステロールを減らす他脳や神経機能を向上する働きがあります。
「EPA」…EPA(エイコサペンタエン酸)も同様青魚に多く含まれています。
EPAには、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血液をサラサラにする働きがあります。
このようにマグロには、人間の体にとって大切な働きがあります。
マグロの赤身で太ることはある?
マグロの赤身は種類によって多少カロリーに違いがありますが、100gあたりで 100kcal程度です。
魚の中ではカロリーが低い方であり、マグロの赤身では太りにくいです。
ただ、トロの場合は脂質含有量が多いために、カロリーが高くなっています。ですので食べ過ぎるともちろん太る可能性はあるので注意してください。
マグロの種類の中でも、ミナミマグロ(インドマグロ)がカロリーが低いといえます。
糖質面でみると
マグロの糖質量は100g中0~0.2g程度であり、糖質量はかなり少ないです。
ですので、糖質制限中でも食べて問題ない食材であるといえます。
ただカロリーでみると、トロは高カロリーです。
糖質制限中であっても、高カロリーなものを多く食べてはカロリー過多となるので注意してください。たくさん食べたい方は赤身がおススメです。
マグロの赤身のカロリー糖質まとめ
マグロの赤身やトロのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
マグロの赤身は魚の中でもカロリーは高くない方であるといえます。
また糖質量も少ないです。
ただ、トロの場合カロリーが赤身の3倍程度にもなるので、食べ過ぎには注意してください。
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