ほっけのカロリーや糖質量がテーマです。
ほっけのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。また開き・塩焼きのカロリーはどれくらいになるでしょうか。
ほっけについてまとめていきます。
ほっけのカロリーはどれくらい
ほっけは、東北より北に生息している魚です。
ですので、日本のものは主に北海道で獲れたものが多く出回っています。
肉質が柔らかいのが特徴であり、鮮度が落ちやすいほっけは、干物にされることが多いです。
ほっけの塩焼きは定番メニューですが、その他、煮付けにされたりして食べられています。
そんなほっけのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、ほっけの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:115kcal
水分:77.1g
タンパク質:17.3g
脂質:4.4g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ですので、ほっけ100gあたりで115kcalとなります。
ほっけは脂質量が多くはないので、カロリーは高くないです。むしろ、魚の中では少し低い方に分類されます。
参考までに他の魚のカロリーはこのようになっています。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
魚は種類によってカロリーはバラバラです。
魚の中では、うなぎやさば、ブリなどの魚のカロリーが高くなっていますが、それは脂質含有量が多いためです。
うなぎやブリなどの魚は、脂質の割合が20%程度になります。
ほっけの場合は、4%程度しか脂質が含まれていないので、これらの魚よりカロリーは低くなります。
ほっけ1尾のカロリーはどれくらい
ほっけ1尾の重さは500g程度になります。
内臓などの廃棄率が50%ですので、1尾あたりの可食部は250gとなります。
よって1尾あたりで288kcalとなります。
丸ごと1尾食べるということはなかなかないかもしれませんが、およそ300kcalとなります。
ほっけの糖質量はどれくらい?
では、ほっけの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、ほっけの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表(7訂)をもとにすると、ほっけ100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.3‐0.0=0.3g
よって、ほっけ100gあたりの糖質量は0.3gとなります。ほっけの糖質量は少ないといえます。
基本的に魚や肉類などのタンパク質含有量の多い食材は、糖質量が少ないといえます。なので糖質制限をしている方でも安心して食べることができます。
ただ魚料理の場合は注意点があり、煮つけは砂糖やみりんを使うので、糖質量が多くなることがあります。
煮つけ1人分でだいたい10g程度の糖質量となります。
糖質を気にするのであれば、なるべく焼き魚や刺身などの調理をして食べた方が、糖質摂取量は少なくなります。
ほっけの開きのカロリーや糖質量
ほっけは干物にして食べることが多いです。
「ほっけの塩焼き」とよく言われていますが、ほっけの塩焼きは、ほっけの開きを焼いたものです。
冷凍品も多く出回っているので、解凍してお家で食べるという方もいるのではないでしょうか。
そんなほっけの開きのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、ほっけの開きの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:176kcal
水分:67.0g
タンパク質:20.6g
脂質:9.4g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
※ほっけ・開き・生
ですので、ほっけの開き100gあたりで176kcalとなります。
ほっけの開き1尾あたりは400g程度ですが、廃棄率が35%ですので、1尾丸ごとの可食部は260g、つまり丸ごと1尾で458kcalとなります。
焼くとカロリーはどうなる
ほっけの開きを焼くことで、ほっけの塩焼きとなるわけですが、カロリーは生のときとはどれくらい違うのでしょうか。
食品成分表をもとにすると、ほっけの塩焼き100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:200kcal
水分:63.7g
タンパク質:23.1g
脂質:10.9g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
ほっけ・干物・焼き
ですので、ほっけの塩焼き100gあたりで200kcalになります。
ほっけの開きを焼くことにより、重量が80%程度になります。
よって、ほっけの開き1尾あたりは400gでしたが、塩焼きにすると、重量が320g程度になります。
そして、ほっけの塩焼きの廃棄率は25%ですので、可食部は240g、つまりほっけの塩焼きは丸ごと1尾で480kcalとなります。
そうなると、生のときよりもカロリーが高くなっていますよね。
でも、もちろん焼いてカロリーが高くなるということはありません。
計算上はカロリーが高くなりますが、生のときよりも、焼くことにより、脂が落ちるので多少カロリーは低くなると考えられます。
糖質量はどうなる
ほっけの開き・塩焼きの糖質量は以下のようになります。
ほっけの開き
100gあたり: 0.1g
1尾あたり: 0.3g
ほっけの塩焼き
100gあたり: 0.2g
1尾あたり: 0.5g
計算上は、塩焼きの方が水分量が少ないので、糖質量が少し多くなります。
ただ1尾丸ごと食べても、0.3~0.5g程度しか摂取しないわけですから、やはり糖質量は少ないといえます。
ほっけの栄養
ほっけで注目すべき栄養素は何があるでしょうか。
タンパク質はもちろん含有量が多いですが、他にも含有量の多い栄養素があります。
- ビタミンB12
- カルシウム
- ビタミンE
- DHA
- EPA
などの栄養素を比較的多く含みます。
「ビタミンB12」…ビタミンB12は葉酸と共にヘモグロビンの生成に関わっており、不足すると悪性貧血を起こす可能性があります。
レバーや魚類に比較的多いビタミンです。
「カルシウム」…カルシウムは骨や歯に関わるミネラルで不足すると、骨がもろくなる骨粗しょう症のリスクが高まります。
普段から魚や乳製品を摂取すると良いです。
「ビタミンE」…若返りのビタミンと呼ばれ、抗酸化作用が強いので、老化防止に効果があります。
動脈硬化などの生活習慣病の予防にも。
「DHA」…DHA(ドコサヘキサエン酸)は、悪玉コレステロールを減らし、脳や神経組織の機能を向上してくれる働きがあるとされています。
「EPA」…EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らして血液をサラサラにしてくれる効果があるとされています。
このようにほっけには体にとって大事な栄養素も含まれています。
ほっけで太ることはある?
ではほっけで太ることはあるでしょうか。
ほっけは100gあたりで 115kcal と魚の中でもカロリーは高くない方です。また丸ごと1尾塩焼きを食べて500kcal程度です。
通常食べるのは100g程度ですので、200kcal程度の計算になります。
ですので、ほっけで太るというのは考えにくいです。
ただ、ほっけの料理といえば塩焼きが多く、そうするとご飯も食べることが多いといえます。
ほっけの塩焼きは定食にすると、700kcal程度になります。これくらいであれば許容範囲内なのですが、ご飯の量を大盛りにしてしまうと、カロリーオーバーとなることもあるので注意してください。
糖質面でみると
ほっけの糖質量は100gあたりで0.1gであり糖質量は少ないといえます。
また基本的に塩焼きにして食べることが多いので糖質量も多くなりません。
ですので、ほっけは糖質制限中にも向いたおかずであるといえます。
ほっけは塩焼きメインですのでおススメですが、煮つけにした場合は、糖質量が多くなってしまうので注意してください。
ほっけのカロリー糖質まとめ
ほっけのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
ほっけは魚の中でもカロリーは高くない方です。
また糖質量も少ないので、ほっけの塩焼きは糖質制限中もおススメです。
ただ、食塩相当量が多いので、食べ過ぎには注意してください。
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