ズワイガニのカロリーや糖質がテーマです。
ズワイガニのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。また一杯あたりではどうなるでしょうか。
ズワイガニについてまとめていきます。
ズワイガニのカロリーはどれくらい
ズワイガニは、カニの種類の一種です。主に出回っているのは「ワタリガニ」「毛ガニ」「タラバガニ」「ズワイガニ」です。
ズワイガニは脚が細くて長いのが特徴であり、別名「松葉がに」とも呼ばれています。タラバガニの方は、ヤドカリの仲間であり大型です。
主に塩茹での他、そのまま焼いていただきます。
そんな高級品ともいわれるズワイガニですが、カロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、ズワイガニ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
ズワイガニ生
エネルギー:63kcal
水分:84.0g
タンパク質:13.9g
脂質:0.4g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ズワイガニ茹で
エネルギー:69kcal
水分:82.5g
タンパク質:15.0g
脂質:0.6g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
基本的にカニを食べるときは、加熱処理してから食べるのが一般的ですので、数値は【茹で】のものを参考にしてください。
ですので、ズワイガニのカロリーは100gあたりで69kcalということになります。
ズワイガニは、タンパク質は豊富ですが、脂質量が少ないために、100gあたりでも100kcal以下になります。エビやカニなどは甲殻類に分類されていますが、いずれにしろ茹でた状態で100gあたり100kcal未満になります。
その他の茹でたカニのカロリーは以下のようになります。
ワタリガニ(生):65kcal
毛ガニ(茹で):83kcal
たらばガニ(茹で):80kcal
ズワイガニとタラバガニは比較されることもありますが、カロリー的にはあまり変わりません。
また一般に多く食べられている魚のカロリーは以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
カニは魚と同様にたんぱく質が豊富に含まれていますが、水分が多く脂質が少ないので、カロリーは低めです。
脂身の多い魚は、カロリーが高くなりがちです。
ズワイガニ1杯あたりのカロリー
ズワイガニは、タラバガニと比較すると小柄です。
生きているものですので、そのサイズは様々です。
大きいもので1kg、一般的に販売されているズワイガニのサイズはだいたい600g程度の大きさになります。
ズワイガニの廃棄率は70%ですので、1杯あたりの可食部は180g~300gということになります。
ズワイガニ1杯あたりのカロリーは以下のようになります。
並(180g): 124kcal
大(300g): 207kcal
大きいズワイガニを丸ごと食べたとしても200kcal未満ということになります。一杯丸ごと食べてもカロリーはそこまで高くないです。
ただカニの廃棄率は70%であり、実際の可食部は実はかなり少ないのです。
ズワイガニの糖質量はどれくらい
ではズワイガニの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、ズワイガニの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、ズワイガニ100gあたりの糖質量は以下のようになります。
ズワイガニ100gあたり(茹で)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
つまりズワイガニ100gあたりの糖質量は0.1gとなります。ズワイガニは糖質量がかなり少ないといえます。
魚類も糖質量は少ないですが、甲殻類も炭水化物量がほとんど含まれていないので糖質量は少なくなります。
カニには様々なレシピがありますが、糖質摂取量を少なくするのであれば、塩ゆでしたり、焼くだけの調理法の方が糖質は少なくなります。
逆にみりんや砂糖を使った調理法の場合は、糖質量は多くなります。
ズワイガニ1杯あたりの糖質量はどれくらい
ズワイガニ1杯あたりの可食部は180~300g程度です。それぞれの糖質量は以下のようになります。
並(180g): 0.2g
大(300g): 0.3g
一杯丸ごと食べても糖質摂取量は0.3gと少ないといえます。ですので、糖質制限中の方も安心してカニを食べることができます。
ズワイガニの栄養
カニは水分も多いですが、どのような栄養があるのでしょうか。
カニで注目すべき栄養素には以下のようなものがあります。
- 亜鉛
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンE
このような栄養素が比較的他の食材よりも多く含まれています。
それぞれの成分の働きは以下のようになります。
「亜鉛」…亜鉛はズワイガニに 2.6mg/100g 含まれている成分であり、酵素をつくる成分となる他、味覚を正常に保つ働きがあります。
亜鉛が不足すると味覚症状が起こることがありますが、偏食がない限り、不足するということはまずないです。推奨量は成人男性で10mg/1日です。
「ビタミンB1」…ビタミンB1はエネルギー代謝に関わるビタミンです。ズワイガニには 0.24mg/100gも含まれています。
糖質をエネルギーに変えるときに補酵素として働き、ビタミンB1が不足すると、疲れやすくなります。
ビタミンB1が多く含まれている食材を摂取することで疲労回復に効果があるとされています。豚肉にも多く含まれます。
「ビタミンB2」…ビタミンB2は、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わるビタミンです。
皮膚や粘膜の健康維持に関わります。
1日の推奨量は成人男性で1.6mgですが、ズワイガニには0.6mgも含まれています。
「ビタミンE」…ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれており、抗酸化作用が強いビタミンです。
しみ・しわの予防の他、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
このようにズワイガニには様々な栄養成分が含まれているといえます。
ズワイガニで太ることはある?
ズワイガニはボイルした状態で100gあたり69kcalです。
またズワイガニ1杯あたりでも大きいサイズのもので200kcal程度であり、低カロリーな食材であるといえます。ですので、ズワイガニで太るということは考えにくいです。
ただ、ズワイガニ100gでも0.6g程度食塩が含まれているので、塩分摂取量の関係から食べ過ぎには注意が必要です。
糖質面でみると
ズワイガニの糖質量は100gあたりで0.1gです。ですので糖質含有量はかなり少ないといえます。
糖質制限中の方も食べても問題ないといえます。
糖質制限中の方は、ボイルしたり、焼くだけの調理法の方が糖質摂取量を抑えることができます。逆にみりんなどの調味料を使うような料理は、糖質摂取量が多くなってしまいます。
ズワイガニのカロリー糖質まとめ
ズワイガニのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
ズワイガニは、100gあたりで69kcalであり、魚類よりも低カロリーです。
丸ごと大きいサイズのものでも丸ごと1杯で200kcal程度です。
また糖質量も少ないので、ダイエット中の方でも食べて良い食材であるといえます。
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