たこのカロリーや糖質がテーマです。
たこのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。刺身として食べる場合は、カロリーはどれくらいでしょうか。
たこについてまとめていきます。
たこのカロリーはどれくらい
たこは、弾力があって噛みごたえのある食感が特徴です。茹でる前はやや灰色のような色をしているのですが、茹でると赤っぽい色になります。
そんなタコは、刺身や酢の物など様々な料理に利用されていますが、カロリーはどれくらいでしょうか。主に「いいだこ」「まだこ」がありますが、多少成分は変わってきます。
食品成分表をもとにすると、タコ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
いいだこ
体長が10~20cm程度の小型のタコで冬~春が旬の時期です。おでんや煮物などにも向きます。
エネルギー:70kcal
水分:83.2g
タンパク質:14.6g
脂質:0.8g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
まだこ
体長が40~60cm程度の大型のたこです。
たこの中でも美味しい品種ですが、日本で流通しているのは輸入ものが多いです。
エネルギー:76kcal
水分:81.1g
タンパク質:16.4g
脂質:0.7g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ですので、いいだこもまだこもそこまで栄養成分に変わりはないですが、多少タンパク質の含有量に差がみられます。
たこは100gあたりで70~76kcalですので、魚介類の中でみても、カロリーは低い方であるといえます。
たことイカはよく比較されますが、イカのカロリーは100gあたりで80~90kcal程度になりますので、イカの方が少しカロリーは高いといえます。
その他よく食べられている魚100gあたりのカロリーは以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
タコやイカと比較すると、魚の方がカロリーの高いものが多いです。なぜかというと、
タコやイカよりも魚類の方が脂質の含有量が多いためです。
また魚の中でもサバやウナギなどは、脂質含有量が20%程度になるので、カロリーは高くなりがちです。
タコやイカは脂質の含有量も少なく、100gあたりで100kcal未満となります。
たこの糖質量はどれくらい
ではたこの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですのでたこの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、たこ100gあたりの糖質量は以下のようになります。
いいだこ
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
まだこ
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
よっていいだこもまだこも、100gあたりの糖質量は0.1gとなります。
魚や肉類は、基本的に炭水化物量がほとんど含まれていないので糖質量も少なくなります。
ですので、糖質制限中の方でも食べても問題ない食材であるといえます。
またタコの食べ方としては、刺身やマリネなどにすると糖質量は少ないのですが、煮物にすると砂糖やみりんなどの調味料を多く使うので糖質含有量が多くなります。
調味料の中でも、砂糖は大さじ1杯で8.9gみりんは大さじ1杯で7.8gもの糖質量を含むので、これらの調味料を含む料理は注意が必要です。
たこの刺身の場合のカロリーはどれくらい
たこは刺身でもよく食べられています。たこの刺身は基本的にボイルされたタコを食べています。
ゆでだこの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:99kcal
水分:76.2g
タンパク質:21.7g
脂質:0.7g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
※まだこ・ゆで
よってゆでたタコ100gあたりのカロリーは、99kcalと100kcal近くなります。
ただ、たこを茹でてカロリーが高くなるというわけではなく、100gあたりの水分含有量が少なくなるので、その分タンパク質の割合が増えて、カロリーが高くなります。
実際茹でるだけでカロリーが高くなるというわけではないです。
たこの刺身一切れの重さは10g程度です。つまりたこの刺身一切れあたりのカロリーは
10kcal程度になります。
醤油やわさびをちょっとつける程度であれば、ほとんどカロリーは変わりません。お店によって変わってきますが、たこの刺身一皿は6枚が目安ですので、一皿でも100kcal未満となります。
タコの栄養成分は何がある
ではタコにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。
たこで注目すべき成分は以下のようなものがあります。
- 鉄分
- 亜鉛
- 銅
- ビタミンE
- タウリン
それぞれの栄養成分の働きは以下のようになります。
「鉄分」…鉄分は酸素を体中に運ぶヘモグロビンの構成成分となっています。
ヘモグロビンが不足すると貧血の症状が起こることがあります。
特にいいだこに多く含まれており、100gで2.2mgもの鉄分を含みます。
「亜鉛」…亜鉛は酵素の構成成分となり、体の成長や新陳代謝に関わります。
亜鉛が不足すると味覚障害を起こすことがあります。
「銅」…銅は、ヘモグロビンの構成成分である鉄分を必要なところに運ぶ働きをしています。
銅が不足すると、鉄が不足しているのと同様に貧血の症状が起こることがあります。
いいだこには2.96mgもの銅が含まれています。
「ビタミンE」…ビタミンEは抗酸化作用が強い成分であり、別名若返りのビタミンとも呼ばれています。
アンチエイジングの他、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
いいだこに2.7mg/100g・まだこに1.9mg/100g含まれます。
「タウリン」…たこやいかにはアミノ酸の一種である、タウリンが豊富に含まれています。
タウリンは肝機能の働きを高める他、目の網膜を修復する作用があるとされています。
お酒を多く飲む人は、魚介類などに多く含まれるタウリンを摂取してみてはいかがでしょうか。
たこで太ることはある?
ではたこを食べて太るということはあるでしょうか。
たこは100gあたりで70~76kcalと低カロリーな食材であるといえます。
ですので、刺身として食べる分には太るとは考えにくいのですが、唐揚げなどの揚げ物調理の場合は高カロリーになりがちですので注意が必要です。
糖質面でみると
たこの糖質量は100gあたりで0.1gと糖質量は少ないです。なので糖質制限中の方でも、たこは食べても問題ないです。
ただ、煮物の場合、砂糖やみりんを使うので糖質量が多くなりがちです。
糖質制限中の方は、刺身や酢の物などにして食べた方が、糖質摂取量は少なくなります。
糖質量を抑える砂糖も
エリスリトール カロリーゼロ甘味料
たこのカロリー糖質まとめ
たこのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
たこは低カロリーであり、糖質量も少ない食材です。
ですのでカロリー制限や糖質制限中にもおススメですが、調理法には注意してください。
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