イカのカロリーや糖質量がテーマです。
イカのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。また茹でるとカロリーは変わるのでしょうか。
イカについてまとめていきます。
イカのカロリーはどれくらい
イカは、特有の旨味成分があり、刺身や寿司、そして天ぷらなど様々な調理法があります。
そんなイカには種類がありますが、一般に流通しているのは「あかいか」「けんさきいか」「こういか」「するめいか」「ほたるいか」「やりいか」などの種類です。
この中で、最も多く流通しているのは「するめいか」であり、いかの漁獲量の約4割は、このするめいかです。いかといえども、種類によって味も違いますし、栄養成分が異なるので、カロリーも異なります。
食品成分表をもとにすると、それぞれ種類別のイカの栄養成分は以下のようになります。
あかいか
大型のイカであり、さきイカの原料にもされ、加工品によく使われています。その他冷凍食品でも流通しています。
エネルギー:89kcal
水分:79.3g
タンパク質:17.9g
脂質:1.4g
炭水化物:0.0g
食物繊維:0.0g
南の方で多く水揚げされる種類であり、寿司屋でもだされる高級品です。甘味が強いのが特徴です。
エネルギー:84kcal
水分:80.0g
タンパク質:17.5g
脂質:1.0g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
別名「すみいか」とも呼ばれます。こういかは、頭に硬い甲をもっているのが特徴で、他のイカよりも頭がデカいのが特徴です。お寿司でも食べられますが、天ぷらなどに調理されることもあります。
エネルギー:66kcal
水分:83.4g
タンパク質:14.9g
脂質:0.3g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
別名「まいか」とも呼ばれます。一番流通量が多いイカであり、するめの原料としても使われます。値段も安いので、塩辛の他、炒め物など様々な料理に使われています。
エネルギー:83kcal
水分:80.2g
タンパク質:17.9g
脂質:0.8g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ほたるいか
イカの中での体長が7~8cm程度でとても小さいサイズのイカです。体内に発光器をもち、光るのが特徴でもあります。他のイカとは違い内臓ごと食べます。
エネルギー:84kcal
水分:83.0g
タンパク質:11.8g
脂質:3.5g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
やりいか
画像引用元:http://tsuri-kahoku.jp/
高級なイカであり、寿司の材料にも用いられます。やりいかは、スーパーではあまり出回ることはありません。値段も高く、刺身が格別です。
エネルギー:85kcal
水分:79.7g
タンパク質:17.6g
脂質:1.0g
炭水化物:0.4g
食物繊維:0.0g
イカは種類によってカロリーが多少異なりますが、だいたい80~90kcalが目安です。
イカは他の魚介類と比較すると、カロリーが低い傾向にあります。
一般によく食べられている魚類は以下のようなカロリーになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
うなぎやサバ、ブリなどはカロリーが高いですがそれは脂質量の含有量が多いためです。カロリーの高いものは100g中20%が脂質量です。
魚と比較してもイカのカロリーは低いといえます。
その他の魚介類のカロリーは以下のようになります。
甘エビ: 87kcal /100g
ズワイガニ: 69kcal /100g
まだこ: 76kcal /100g
甘エビやカニなどは魚類と比較すると、カロリーは低いといえます。ダイエット中でも、これらの食材は食べても問題ないといえます。
イカの糖質量はどれくらい
ではイカの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、イカの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、イカ100g中の糖質量は以下のようになります。
あかいか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.0‐0.0=0.0g
けんさきいか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
こういか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
するめいか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
ほたるいか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2‐0.0=0.2g
やりいか
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.4‐0.0=0.4g
ですので、いかの種類によって多少糖質量は違いますが、いか100gあたりで0~0.4gとなります。
糖質含有量は100gあたりで0~0.4gですので、かなり糖質量は少ないといえます。
肉や魚類は基本的に糖質量が少なく、100gで1g未満ですので糖質制限の方が食べても問題ありません。
食材としてのイカは糖質量が少ないですが、調理法によっては糖質量が多くなります。
刺身としての食べ方では糖質量が少ないですが、煮物の場合みりんや砂糖などの調味料を使うので、糖質含有量は多くなります。
なので糖質量を気にする方は、あまり糖質量の多くなる砂糖やみりんなどの調味料を使わない料理の方が良いです。
イカは茹でるとカロリーは変わる?
イカは茹でるとカロリーは変わるのでしょうか。
食品成分表をもとにすると、イカを茹でることで100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
するめいか
エネルギー:101kcal
水分:74.6g
タンパク質:21.9g
脂質:0.9g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
ほたるいか
エネルギー:104kcal
水分:78.1g
タンパク質:17.7g
脂質:2.9g
炭水化物:0.4g
食物繊維:0.0g
ですのでイカを茹でることで100gあたりのカロリーは100kcal程度になります。
ただ生の状態と数値だけみると、茹でた方が100gあたりのカロリーは高いですが、割合が多くなっただけで実際のカロリーは変わりません。
茹でることで80%程度になります。
つまり、生100gあたりのイカは茹でて80gになり
- するめいか:81kcal
- ほたるいか:83kcal
となりますので、茹でてもあまりカロリーは変わらないということになります。
元からイカは脂質量が少ないのであまり変わりませんが、脂身の多い魚の場合は、ボイルすることでカロリーは低くなるといえます。
イカでダイエット効果はある?
イカを摂取することでダイエット効果はあるのでしょうか。
イカは種類によって栄養成分が異なりますが、ホタルイカは内臓も食べるので、銅やレチノール、ビタミンE、ビタミンB12などの成分も多く含みます。
ホタルイカに関してはこちらをどうぞ
ホタルイカのカロリーや糖質量は高い?ボイルすると?
イカに共通して含まれている成分は「タウリン」です。
タウリンは、アミノ酸の一種ですが、肝機能を高める働きがあるといわれています。
またタウリンを摂取することで、胆汁の分泌が増えて、肝臓での脂肪の代謝を高めて脂肪の分解を促してくれるともいわれています。
タウリン=疲労回復のイメージもあるかと思いますが、その他、タウリンは視神経の働きを正常にするともいわれています。
イカで太ることはある?
では、イカで太ることはあるでしょうか。
イカは100gあたりで80~90kcal程度であり、カロリーは高くありません。ですのでイカは食べても問題ないです。
ただ、イカは揚げ物にすることもありますが、イカリングやイカフライにすると油をすうのでカロリーは高くなります。ですので注意が必要です。
糖質面でみると
イカの糖質量は100gあたりで0.1~0.4g程度の糖質量をふくみます。
100gで0.5g未満ですので糖質量は少ないといえます。
肉や魚類は基本的に糖質量が少ないですが、砂糖やみりんを使った料理にすると糖質量が多くなるので注意が必要です。
イカのカロリー糖質まとめ
イカのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
イカは、100gあたりで80~90kcal未満です。
また糖質量も少ないのでダイエット中もおススメです。
調理法によってカロリーや糖質量は変わってきますが、刺身で食べるとカロリーも低く、糖質摂取量も少ないです。
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