うにのカロリーや糖質量がテーマです。
うにのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
うにについてまとめていきます。
うにのカロリーはどれくらい?
うには、生殖巣を食用としています。
食べる部分は卵巣と精巣の部分ですが、主に卵巣の部分を食べています。
うにの種類としては、バフンウニ、ムラサキウニ、キタムラサキウニなどの種類があります。
そのまま食べる他、寿司のネタにしたり、焼きうににしたり、と様々な食べ方があります。
そんなうにのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、うに100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:120kcal
水分:73.8g
タンパク質:16.0g
脂質:4.8g
炭水化物:3.3g
食物繊維:0.0g
つまりウニは100gあたりで 120kcalとなります。
魚介類全体でみると、 ウニのカロリーは高い方ではありません。
魚介類の中では、炭水化物量は多いほうですが、脂質は少ない方です。
もちろんウニよりカロリーが低い魚介類も多く、イカやタコ、カニなどは、100gあたりで 100kcal未満 です。
ですが一般に脂がのっていて、脂質の含有量が多いような魚介類である、サバやウナギ、ブリなどの魚類は、100gあたりで250kcalを超えます。
またウニは高級食材ですので、一気に多くの量を食べないと考えると、カロリーは気にするほどではないです。
ウニの加工品に関してはカロリーは以下のようになります。
- 粒ウニ:183kcal/100g
うにに食塩、アルコールを加えて、熟成させたもの - 練りうに:170kcal/100g
うにに食塩、アルコールを加えて練りつぶしたあとに、瓶詰としたもの。
うにの糖質量はどれくらい?
では、うにの糖質はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、うに100gあたりの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、うに100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=3.3‐0.0=3.3g
よってうに100gあたりの糖質量は3.3g となります。
食材の中では糖質量は多くはないですが、魚介類は基本的に糖質量がほとんど含まれていないものが多いので、魚介類の中では多い方に分類されます。
魚は糖質量が少なく、100gあたりで0.1~0.3g程度の含有量のものが多いですが、貝類の場合は、糖質量が多いものもあります。
多く食べられている貝類の糖質量は以下のようになります。
糖質(g) | |
赤貝 | 3.5 |
あさり | 0.4 |
牡蠣 | 4.7 |
しじみ | 4.5 |
さざえ | 0.8 |
はまぐり | 1.8 |
ほたて | 1.5 |
魚と比較すると、糖質量は多いように感じますが、食材全体でみれば、うにや貝類の糖質量はかなり少ないといえます。
また、ウニ1片あたりの重量は 7g程度ですので、1片丸ごと食べても糖質摂取量は 0.2g 程度とかなり少ないといえます。
うにはお寿司にするとカロリーや糖質量は?
うにはお寿司にしてもよく食べられていますが、お寿司にすることで、カロリーや糖質はどうなるのでしょうか。
ウニの寿司1貫あたりは以下のような材料でつくられます。
うに一貫
うに:10g
すし飯:20g
海苔:0.2g
このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。
うに:12kcal
すし飯:33kcal
海苔:0kcal
計 45kcal
よってうにの寿司1貫(30.2g)で 45kcal程度になります。
寿司の中では低カロリーとなります。
トロやサーモンなどのお寿司の方が、一般に高カロリーです。
また、うにの寿司1貫あたりの糖質量は 7.6g程度です。
うに自体は1貫分の糖質量はあまりなくても、すし飯1貫分で7.3g程度の糖質量があります。
糖質制限中の方は、お寿司の食べ過ぎにも注意が必要です。
うにの栄養は?
では、うににはどのような栄養が含まれているのでしょうか。
うにで注目すべき成分は以下のような成分です。
- カリウム
- リン
- レチノール
- ビタミンB2
- 葉酸
- EPA
うにには栄養成分が多く含まれています。
それぞれの栄養成分の働きは以下のようになります。
「カリウム」…カリウムは体内の塩分濃度を調整し、余分な塩分を排泄する役割があります。
つまりむくみ予防にも効果のある栄養素です。
うには塩分量が多いですが、同時にカリウムも含まれています。
「リン」…リンは、骨や歯をつくったり、脂質の代謝に関わるミネラルです。
うににも390mg/100gと多くのリンが含まれています。
リンは、不足することがなく、むしろ摂りすぎが問題になる栄養素で、加工品に多く含まれています。
成人男性で1日の目安量は1,000mgです。
魚卵にも多く含まれていますので、食べ過ぎには注意が必要です。
「レチノール」…レチノールは体内で、肌の健康維持や夜盲症の予防、発育促進などに関わります。
うに100gあたりでは700µgものビタミンAが含まれています。
「ビタミンB2」…ビタミンB2は、糖質・タンパク質・脂質の代謝に関わるビタミンで、皮膚や粘膜の健康維持にも関わります。
エネルギー消費量が多い人ほど必要なビタミンです。
不足すると、口角炎などの症状が起こることがあります。
「葉酸」…葉酸はビタミンB12とともに、赤血球の形成に関わるビタミンで、不足すると悪性貧血の症状がおこることがあります。
また胎児の成長に関わるビタミンであり、妊娠中は、とくに多くの葉酸を摂取することが
求められます。
妊娠中の女性の摂取目標量は480µg/1日ですが、うには100gあたりで360µgもの葉酸が含まれます。
「EPA」…うににはEPA(エイコサペンタエン酸)も豊富に含まれています。
血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血管内で固まった血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
このようにウニには様々な栄養が含まれています。
うにで太ることはある?
うには100gあたりで120kcalであり、食材の中ではカロリーは高くはないです。
またお寿司にのっているくらいの量でしたら、10g程度ですので、12kcal程度です。
ウニは高級食材でもあり、一度に多く食べる食材ではないので、うにで太るということは考えにくいです。
ただ、うにが入っている料理として、うにのクリームパスタなど生クリームも入っていて高カロリーになりがちなので注意が必要です。
糖質面でみると
うに100gあたりの糖質量は 3.3g と魚介類の中では、数値は高めですが、食材全体でみれば、糖質量は少ない方です。
なので、少量食べるくらいであれば問題ありません。
ただ、お寿司にすると、酢飯分の糖質量も含まれるので、1貫あたりの糖質含有量は多くなるので注意が必要です。
ウニのカロリーと糖質まとめ
うにのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
うには、100gあたりで120kcal、糖質量は3.3gです。
こってり高カロリーなイメージですが、魚介類の中ではカロリーは高い方ではないです。
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