牛ヒレ肉のカロリーや糖質がテーマです。
牛ヒレ肉のカロリーや糖質はどれくらいでしょうか。
牛ヒレについてまとめていきます。
牛ヒレ肉のカロリーはどれくらい
ヒレ肉は、お肉の部位の一種です。サーロインの内側の部分であり、肉質は柔らかく、肉のきめが細かいのが特徴です。
サーロインと同様に最高の部位とされています。1頭からとれる量もわずかです。
牛ヒレ肉は、ステーキやローストビーフなどの料理に利用されることが多いです。そんな牛ヒレ肉のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、牛ヒレ肉100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
牛ヒレ・生(和牛)
エネルギー:223kcal
水分:64.6g
タンパク質:19.1g
脂質:15.0g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g
牛ヒレ・生(国産牛)
エネルギー:251kcal
水分:62.3g
タンパク質:19.0g
脂質:18.0g
炭水化物:0.4g
食物繊維:0.0g
ですので、牛ヒレ肉100gあたりのカロリーは
和牛: 223kcal
国産牛: 251kcal
となっています。
和牛の方が少しだけカロリーは低いですが、あまり差はみられません。
また、国産牛は和牛と乳牛の間に生まれた牛であり、交雑牛と呼ばれます。交雑牛が一般的に国産牛として販売されています。
和牛と交雑牛では、一般に交雑牛の方が脂質が多くカロリーが高くなります。とはいえ、牛肉の部位の中ではヒレ肉はカロリーが低い方の部位です。
和牛100gあたりのその他の部位のカロリーは以下のようになります。
かたロース: 411kcal
リブロース: 573kcal
サーロイン: 498kcal
ばら: 517kcal
ランプ: 347kcal
もも: 259kcal
リブロースやサーロインなどの、よくステーキにもされる部位は比較的カロリーが高くなります。
ダイエット中でカロリーを気にするのであれば、ヒレ肉やもも肉の方が低カロリーです。
輸入ヒレ肉のカロリーはどれくらい
市場には和牛や国産牛の他に、輸入牛も多く流通しているといえます。
輸入の牛肉は、和牛と比較して値段も安いので購入しやすいといえます。そんな輸入牛のヒレ肉のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、輸入ヒレ肉100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:133kcal
水分:73.3g
タンパク質:20.5g
脂質:4.8g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g
ですので、輸入ヒレ肉100gあたりで133kcalとなります。
和牛ヒレ肉が223kcal、国産牛のヒレ肉が251kcalだったので、輸入牛が最もカロリーが低いことになります。
輸入牛はタンパク質の含有量が多く、脂質が少ないという特徴があります。
ですので食感が硬く感じることもありますが、カロリーは低く、ダイエット向きであるといえます。
牛ヒレ肉の糖質はどれくらい
では、牛ヒレ肉の糖質はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、牛ヒレ肉の糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表をもとにすると、牛ヒレ肉100gあたりの糖質量は以下のようになります。
和牛
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.3-0.0=0.3g
国産牛
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.4-0.0=0.4g
輸入牛
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.3-0.0=0.3g
よって、それぞれヒレ肉の糖質量は以下のようになります。
和牛: 0.3g
国産牛: 0.4g
輸入牛: 0.3g
よってヒレ肉の糖質量はいずれにしろ少ないといえます。ですので糖質制限中の方でも食べられる食材です。
ひれ肉はステーキにして食べられることも多いですが、味付けはシンプルに塩・こしょうにした方が糖質量はあまり変わりません。
ソースで砂糖を使うこともあるかと思いますが、砂糖大さじ1杯で8.9gもの糖質量が加わるので、ソースには注意が必要です。
牛ヒレ肉にはどんな栄養がある?
せっかく食べるのであれば栄養素も気になりますよね。牛ヒレ肉を食べることで、どんな栄養を摂取できるのでしょうか。
- カリウム
- 鉄分
- 亜鉛
- ビタミンB2
- ビタミンB6
比較的多く含まれる栄養素です。それぞれの働きは以下のようになります。
「カリウム」…カリウムは体内の塩分濃度を調整する働きがあり、むくみ予防にも効果があるとされています。
「鉄分」…鉄分は酸素を全身に運搬するヘモグロビンの構成成分です。
鉄分が不足すると、酸素が全身に行きわたらず貧血の症状が起こることもあります。
特に女性は鉄分を多く含む食品を摂取することが望ましいです。
「亜鉛」…亜鉛は多くの酵素をつくる成分となる他、タンパク質の合成にも関わります。
亜鉛が不足すると、味覚障害の症状をおこすこともあります。
「ビタミンB2」…糖質・タンパク質・脂質の代謝に関わるビタミンです。B2は特にレバーやハツに多く含まれています。
「ビタミンB6」…タンパク質の代謝に関わるビタミンです。
牛肉に多く含まれていますが、その他魚にも多く含まれます。
このようにヒレ肉は、牛肉の部位でカロリーが低いだけでなく栄養もあります。
牛ヒレ肉で太ることはある?
牛ヒレ肉は、牛肉の部位の中ではカロリーが低い方です。
リブロースやサーロインなどのステーキによくされる部位の半分以下のカロリーです。
和牛でも223kcalであり、輸入のお肉ですと133kcal 程度です。
肉質がやわらかく高級なヒレ肉ですが、カロリー面でみるとダイエット向きであるといえます。
100~150g程度であれば許容範囲内ですが食べ過ぎは注意が必要です。
糖質面でみると
では糖質面でみるとどうでしょうか。ひれ肉の糖質は100gあたりで0.3~0.4gと糖質量も少ないです。ですので糖質制限中の方が食べても問題ありません。
ただお肉を食べる際は、ご飯も多く食べてしまいがちです。
白米ごはんはお茶碗1杯(150g)で55.2gもの糖質量を含んでいるので、糖質制限中の方は食べ過ぎに注意が必要です。
牛ヒレ肉のカロリー糖質まとめ
牛ヒレ肉のカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
牛ヒレ肉はお肉の部位の中ではカロリーが低い方です。
脂質が少なく、タンパク質含有量が多いのでダイエット向きです。
また糖質量も少ないので、糖質制限向きともいえます。
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