ミノのカロリーや糖質がテーマです。
そのコリコリとした歯ごたえが人気のミノは、焼肉屋さんでもすっかり定番メニューとなっています。
お肉よりカロリーが低いと人気のホルモンのひとつでもありますが、そのカロリーや糖質はどのくらいでしょうか。
ミノのカロリーや栄養素、おいしく健康的にダイエットする方法についてまとめていきます。
ミノのカロリーはどれくらい
ミノとはホルモンの一種で胃にあたる部分になります。
牛には4つ胃袋がありますが、1つ目の胃を「ミノ」と呼びます。
食品成分表をもとにすると、ミノ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:182kcal
タンパク質:24.5g
脂質:8.4g
炭水化物:0.0g
そのカロリーは100gあたり牛ミノ182kcal です。
参考までに豚の胃(がつ) は121kcalであり、豚の胃の方がカロリーが低くなっています。
ではここで他のホルモンのカロリーと比較してみましょう。
牛レバー:132kcal
豚レバー:128kcal
豚タン:221kcal
豚ハツ(心臓):135kcal
豚モツ(大腸): 179kcal
ミノはホルモンの中でも低カロリーの食材といえます。
ちなみに焼き肉屋さんへ行くケースを考え、ホルモン以外のお肉100gあたりのカロリーと比較してみましょう。
牛カルビ(和牛バラが該当):517kcal
豚バラ:386kcal
ホルモンのカロリーの低さがよくわかると思います。ホルモンの中でもミノはダイエット向きの食材と言えます。
ミノの糖質はどれくらい
カロリーが少ないことは分かりましたが、次に気になるのは糖質。
ミノには炭水化物が含まれていないため、ミノの糖質は100gあたり0gです。
糖質制限ダイエット中の方も食べても問題ありません。
しかし、糖質0だからとミノばかり食べるような食生活はダイエットにとって逆効果です。
糖質はからだにとって必要不可欠な栄養素で、頭や体を動かすエネルギー源となります。
糖質が不足すると、身体は筋肉を分解することでアミノ酸に変化させ、アミノ酸を生成することで糖質を補います。
すなわち、極端な糖質不足は筋肉量を低下させてしまうので、注意が必要です。
ミノに栄養はある?
低カロリー低糖質のホルモンミノの栄養素に注目してみましょう。
ミノには以下のような栄養が含まれています。
- タンパク質:24.5g
- 亜鉛:4.2mg
このような成分が豊富です。
同じ胃である、豚の栄養成分も一緒にみていきましょう。
ミノに含まれるたんぱく質
牛ミノ: 24.5g /100g
豚の胃: 17.4g /100g
一食当たりの目安量(15~34g)
筋肉や臓器、体内調整に役立つ大事な栄養素です。人間の体を動かす大きなエネルギー源ともなります。
ダイエットをする際には、食事制限だけでなく運動を取り入れ筋肉量を維持することが必要となります。
筋肉量が減ると身体の基礎代謝が下がり、結果リバウンドしやすい身体になってしまうからです。
その筋肉の元となるタンパク質は、ダイエット時には積極的に取り入れたい栄養素のひとつとなっています。
ミノに含まれる脂質
牛ミノ: 8.4g /100g
豚の胃: 5.1g /100g
一食当たりの目安量(13~20g)
脂質は1g=9kcalのエネルギー減を生み出します。
炭水化物、タンパク質とならぶ三大栄養素の一つですが、取りすぎると体脂肪となって蓄積され肥満へつながります。
ミノに含まれるビタミンB2
牛ミノ: 0.14mg /100g
豚の胃: 0.23mg /100g
一食当たりの目安量(0.36mg)
皮膚や粘膜の再生化に大きくかかわるビタミンであり、ビタミンB2が不足すると、口内炎や肌荒れを引き起こします。
ミノに含まれる亜鉛
牛ミノ: 4.2mg /100g
豚の胃: 2.4mg /100g
一食当たりの目安量(3mg)
ミノの栄養素の中でも注目したいのがこの「亜鉛」です。
タンパク質の合成に関わる亜鉛は、体内で作り出すことができないため、食事によって積極的に摂取することが望まれます。
ミノのように亜鉛を多く含む肉類、魚、大豆製品などで亜鉛を摂取するよう普段から心がけるようにしましょう。
また、牛ミノと豚の胃ではタンパク質と脂質の量が大きく変わってきます。
効率よくタンパク質を摂取するには牛ミノがオススメですが、カロリーを意識する際には豚ミノを選んだ方が良いと言えますね。
ミノで太ることはある?
ミノ事態は味が少なく、調理の際にはタレや煮込み料理など、どちらかというと濃いめの味付けで頂くことが多くなります。
濃いめの味付けはどうしてもご飯やお酒が進みがちになるため、食事の際には注意が必要です。
ミノのカロリーが低いからとご飯やお酒を取りすぎては、あっという間に糖質、カロリー共にオーバーしてしまいます。
ミノの糖質は0ですが、砂糖やみりんを加えることで、料理の糖質がアップするので注意が必要です。
ミノを調理する際にはあっさりした味付けを心がけ、その分よく噛んでいただくことで満腹中枢を刺激しましょう。
ミノのカロリー糖質まとめ
ミノのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。
カロリー、糖質共に低く歯ごたえのあるミノはダイエット向きの食材と言えます。
ただし、よりカロリーに注意するには、牛ミノよりも同じ部位である豚の胃の方が低カロリーとなります。
糖質に注意するには調理の際に余分な糖質を摂取しないよう、甘味料をあまり使わない味付けを心がけると良いです。
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