ベーコンのカロリーや糖質がテーマです。
ベーコンは、豚のバラ肉を塩漬けにして燻製した加工食品です。
朝食時のベーコンエッグ、お弁当のアスパラベーコンブロックベーコンはおつまみにと、使い方も様々でとても身近な食材ですよね。
しかし、その一方でベーコンのカロリーやその栄養素が気になったことはありませんか?
今回はベーコンのカロリーや糖質についてまとめていきます。
ベーコンのカロリーはどのくらい?
ベーコンというのは、ばら肉などを塩漬した後に、長時間くん煙したものです。
- ばら肉から燻煙したものを「ベーコン」
- そしてロース肉を燻煙したものを「ロースベーコン」
- 肩肉を燻煙したものを「ショルダーベーコン」
とそれぞれ呼びます。
一般に、ばら肉から製造したものは脂質量が多くなっており、カロリーも高いです。
食品成分表をもとにしたベーコン100gあたりの栄養素は次のようになります。
ベーコン100gあたり
エネルギー: 405kcal
タンパク質:12.9g
脂質:39.1g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g
よって、ベーコン100gあたりのカロリーは 405kcal となります。
参考までに、他のベーコンのカロリーは以下のようになります。
ロースベーコン100gあたり: 211kcal
ショルダーベーコン100gあたり: 186kcal
脂質量が多いベーコンは、他の種類と比べて2倍近いカロリーを含んでいるということになります。
ベーコンのような豚肉の加工品というと、他に思い浮かぶのはウインナーやハムではないでしょうか。
ここで、それぞれ100gあたりのカロリーとベーコンのカロリーを比較すると以下のようになります。
ウインナー100gあたり:321kcal
ロースハム100gあたり: 196kcal
脂分の多いベーコンは、やはり 高カロリーだということが分かりますね。
ベーコン100gというとイメージしにくいかもしれません。
ベーコン1枚・厚切りのカロリーはどれくらい?
では、ベーコン1枚あたり、また厚切りベーコンのカロリーはどれくらいになるでしょうか。
スライスベーコン1枚約18g:73kcal
厚切りベーコン1枚約25g:101kcal
高カロリーなベーコンですが、その脂分をカットする調理法を選べばカロリーをコントロールすることもできます。
ベーコンの糖質はどのくらい
基本的に糖質は糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ベーコン100gあたりの炭水化物量は0.3g、食物繊維量は0.0gですからベーコンの糖質は 0.3g となりますね。
食材全体でみると、ベーコンの糖質量は少ないといえます。
ただ、ロースベーコンやショルダーベーコンの場合100gあたりの糖質量は多くなります。
ロースベーコン: 3.2g
ショルダーベーコン: 2.5g
ばら肉のベーコンの方がカロリーは高いのですが、ロースやショルダーベーコンの方が、糖質量は多いのです。
ウインナー、ロースハムそれぞれ100gあたりの糖質量は次のようになります。
ウインナー:3.0g
ハム:1.3g
豚肉の加工品の中でもベーコンは 糖質が低いため、糖質制限ダイエット向きの食材だと言えます。
しかし、やはりそのカロリーには注意が必要です。成人男性の一食あたりの必要カロリーは約850kcal とされています。
ベーコン100gあたりのカロリーが 405kcalなことを考えると、やはり食べすぎはすぐにカロリーオーバーにつながってしまうことが分かります。
カロリーオーバーですと、せっかく糖質制限をしていても、意味がなくなってしまいます。
糖質制限ダイエット時にベーコンを食べる際にはその量や調理法にも注意するようにしましょう。
ベーコンの栄養素
ベーコンには ビタミンB1と ビタミンCが多く含まれています。
これらの栄養成分にはそれぞれ働きがあります。
ビタミンB1
ベーコンの原料である豚肉に多く含まれるビタミンB1には体内に摂取した糖質の代謝を促進させる働きがあります。
ビタミンB1を意識的に摂取することは代謝の良い身体、すなわち 太りにくい身体を作ることに役立ちます。
またビタミンB1は疲労回復にも効果があります。
ビタミンC
ビタミンCは、強い抗酸化作用をもつビタミンのひとつです。
動脈硬化や心疾患など、体内の不調を予防するだけでなく皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。
コラーゲンの生成にも大きく関わっており、肌や髪を健康的に保つ美容効果も期待できます。
また、 ストレスを感じる方にもビタミンCは欠かせない栄養素です。
人の体はストレスを感じると、副腎からストレスに対抗するホルモンが分泌されるのですがその際にはビタミンCが多く使われるのです。
疲労、喫煙、睡眠不足など普段からストレスが気になる方は意識してビタミンCを摂取するようにしましょう。
そして、それら二つと共に注目したいのがベーコンの塩分量です。
ベーコン100gあたりに含まれる塩分量は 2.0gとなります。
これは一日に摂取する塩分量の目安の約1/4にあたります。
塩分の過剰摂取は 高血圧やむくみにつながります。
他の料理から摂取する塩分量も考え、ベーコンの食べすぎには注意しましょう。
ベーコンは太る?
前述したように、ベーコンは他の加工品と比べ高カロリーな食材です。
その原因はベーコンの脂分の多さとなります。
ベーコン100gあたりの脂質は 39.1g と一日の目安となる摂取量の 約60% となっています。
ダイエット時にベーコンを食べる際にはその脂分を落とす調理法を心がけましょう。
オススメは焼く、茹でるといった調理法です。
ベーコンは一度下茹ですることでその脂分を落とすことができます。
同じように、ベーコンを焼く際にはベーコンから出た油をふき取りながら調理しましょう。
加熱し溶け出た油を取り除くことでベーコンの脂分を減らすことができます。
カリカリになったベーコンを乗せたサラダはタンパク質とともに食物繊維が摂取できるダイエット時にオススメのメニューです。
下茹でした厚切りベーコンと野菜を合わせれば栄養バランスの整った食べ応えのあるスープができます。
カロリーオフを意識して調理することでダイエット時にもがまんせずベーコンを食べることができますね。
ベーコンのカロリー糖質まとめ
ベーコンのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。
食卓にあがる機会の多いベーコンですが、100gあたりで405kcalとなります。
また注意すべきはその 脂分と 塩分となります。
含有量が多く、脂肪のとりすぎは肥満、また塩分のとりすぎはむくみにつながります。
しかし一方で、手軽にタンパク質やビタミン類を摂取する事もできます。
これらを参考に、普段の食事に上手にベーコンを取り入れてみてくださいね。
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