冷しゃぶのカロリーや糖質がテーマです。
暑い季節にもさっぱりとおいしく食べられる冷しゃぶ。
お肉と野菜を一緒にいただけるヘルシーメニューのひとつですが、その栄養素、カロリーはどれくらいでしょうか。
冷しゃぶのカロリーと糖質についてまとめていきます。
冷しゃぶのカロリーはどのくらい?
豚肉に、トマトやきゅうり、ナスなど、たっぷりの夏野菜を合わせた冷しゃぶは、以下のような材料でつくることができます。
冷しゃぶ1食分
豚ロース:150g
トマト:30g
水菜:80g
きゅうり:20g
ナス:20g
ポン酢:20g
このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。
豚肉:395kcal
トマト:6kcal
水菜:18kcal
きゅうり:3kcal
ナス:4kcal
ポン酢:9kcal
計435kcal
冷しゃぶサラダだけで435kcal程度となります。
冷しゃぶは低カロリーなイメージがある方も多いと思いますが、400kcalを超えます。
主に冷しゃぶでカロリーをしめるのはやはり豚肉となります。
このレシピでは、 豚ロース肉を使用しています。
ちなみに豚ロース肉100gの栄養成分は次のようになります。
エネルギー:263kcal
タンパク質:19.3g
脂質:19.2g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
豚ロース肉は脂肪と脂身がちょうどよく混ざった部位で、冷しゃぶにした際にもとても美味しくいただけます。
しかし、100gあたりで263kcalになりますので、カロリーを気にする場合には他の部位で代用することも可能です。
ここで、豚肉の他の部位100gあたりのカロリーもチェックしてみましょう。
豚バラ肉:395kcal
豚かたロース:253kcal
豚ヒレ肉:130kcal
豚もも肉:183kcal
豚ロース肉はちょうど真ん中あたりのカロリーになりますね。
赤身肉を選ぶほど、よりカロリーは低くなります。
また、同じロース肉でも脂肪の少ない部分を選ぶことで、カロリーは大幅にカットすることができます。
よりあっさりと冷しゃぶを楽しみたい時には豚肉の脂質量に注意しましょう。
冷しゃぶの糖質量
お肉が主体の冷しゃぶですが、その糖質量はどのくらいでしょうか。
前述したレシピを元にした際の糖質量は次のようになります。
豚肉:0.3g
トマト:1.1g
水菜:1.4g
きゅうり:0.4g
ナス:0.6g
ポン酢:1.6g
計5.4g
よって冷しゃぶの糖質は、5.4g程度になります。
カロリーに比べ、冷しゃぶの糖質量は少ないです。
糖質制限ダイエット時にも安心できる食べ応えのあるヘルシーメニューと言えるでしょう。
ただ気を付けたいのは、冷しゃぶの味付けに使う調味料です。
レシピによっては、 ごまだれを使う事もあるのではないでしょうか。
ごまだれを20g使用した際の糖質量は6.0gと、ポン酢の5倍近くとなります。
糖質を気にする際には、味付けに使う調味料にじゅうぶん注意するようにしましょう。
冷しゃぶの栄養素
お肉と野菜を一緒にとることができる冷しゃぶ。
冷しゃぶにはどのような栄養素があるのでしょうか。
豚肉には疲労回復成分がいっぱい
冷しゃぶに使われる豚肉には、タンパク質と ビタミン類が豊富に含まれています。
中でも、豚肉100gあたりに含まれるビタミンB1は約0.7gと、これは牛肉の10倍近くにあたる量になります。
ビタミンB1が不足すると、体内で糖質がうまくエネルギーへと変換されなくなり、結果、肉体疲労や体のむくみ、手足のしびれを引き起こします。
なんだか疲れたなという時には、豚肉を摂取し、エネルギーを効率よく生み出すことで疲労回復を目指しましょう。
ビタミン、ミネラルたっぷりの野菜類
野菜には、体に必要な ビタミンや ミネラルがたっぷりと含まれています。
それらは体の様々な免疫に働きかけ、健康維持や生活習慣病予防に大いに役立ちます。
特に、トマトやナス、きゅうりといった夏野菜はたっぷりの水分を含むため体のほてりを冷やし、むくみを改善するのに役立ちます。
冷しゃぶは豚肉の ビタミンB1と タンパク質、野菜の ビタミン、 ミネラルをバランスよく摂取することができるメニューのひとつだと言えますね。
冷しゃぶは太るの?
お肉と野菜を一緒に食べる事ができる冷しゃぶはダイエットには効果的なのでしょうか。
お肉を一度茹でる調理法をとる冷しゃぶは、実はそれだけでダイエット向きのメニューだと言えます。
ここで、豚ロース肉100gあたりの生と茹でた際の、カロリーと水分量を比較してみましょう。
豚ロース肉:生
エネルギー:263kcal
水分量:60.4g
豚ロース肉:茹で
エネルギー:329kcal
水分量:51.0g
一見、茹でた方がカロリーが増量しているようですが注目したいのはその水分量です。
お肉は火を通すと小さくなります。
それと同じように、茹でて水分が抜け容量が減っている分、実はカロリーは低くなっています。
冷しゃぶをより低カロリー・低糖質でいただくポイントは、脂肪分の調整と調味料の選択となります。
よりカロリーをカットしたい場合には赤身の部位を使い、調味料はあっさりとしたポン酢やしょうゆなどを使うことで糖質カットを目指しましょう。
冷しゃぶのカロリー糖質まとめ
冷しゃぶのカロリーと糖質をテーマにまとめした。
暑い時期にあっさりと頂く冷しゃぶは、実は暑さで疲れた体にぴったりの栄養素を兼ね備えた、ヘルシーなメニューひとつといえます。
豚肉の部位や、組み合わせる野菜でレシピもおすきなものを選ぶことができます。
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