ラタトゥイユのカロリーと糖質がテーマです。
ラタトゥイユとは、フランス南部発祥の野菜の煮込み料理です。
野菜中心ということでダイエット効果が期待されるラタトゥイユですが実際、そのカロリーや糖質量はどのくらいなのでしょうか。
ラタトゥイユのカロリーはどのくらい
ラタトゥイユに使う野菜はズッキーニやなすパプリカなど夏野菜が中心となります。
それらの野菜をトマトや香草と共にオリーブオイルで炒め煮して作ります。
温かいままでもおいしいですが、夏場には冷たく冷やしていただくこともあります。
ラタトゥイユは次のようなレシピで作る事ができます。
ラタトゥイユ1人分あたり
なす:50g
ズッキーニ:40g
たまねぎ:50g
パプリカ:25g
ホールトマト:100g
にんにく:2g
ワイン:20g
塩:0.5g
こしょう:0.5g
オリーブオイル:12g
このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。
なす:11kcal
ズッキーニ:6kcal
たまねぎ:19kcal
パプリカ:84kcal
ホールトマト:20kcal
にんにく:3kcal
ワイン:15kcal
塩:0kcal
こしょう:2kcal
オリーブオイル:111kcal
計271kcal
よってラタトゥイユ1食分で271kcal程度になります。
ラタトゥイユは野菜を中心としたメニューなので全体的に低カロリーとなります。
そのカロリーの大半を占めるのはオリーブオイルです。
脂質類は1gあたり9kcalものカロリーを含みます。
さらにカロリーオフしたい場合には、オリーブオイルの量を調整するなど工夫してみましょう。
ただしこのオリーブオイルにはラタトゥイユの栄養素を高める効果も含まれています。
ラタトゥイユの糖質はどのくらい
ではラタトゥイユの糖質はどのくらいなのでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
上記のレシピを参考にした場合、ラタトゥイユの炭水化物量は15.1g、食物繊維量は4.2gです。
ラタトゥイユ1食分の糖質は10.9gとなります。
1日に1食だけ主食を低糖質に置き換える、ゆるやかな糖質制限ダイエットの場合、1日に摂取する糖質量の目安は120~170gとされています。
1食分の糖質量が約10gのラタトゥイユは、糖質制限時にも安心して食べることのできる低糖質なメニューだと言えますね。
ラタトゥイユはの栄養素
野菜を中心としたレシピのラタトゥイユですが、その栄養素はどのようになっているのでしょうか?
野菜には主にビタミン類が多く含まれていますが、その中でもラタトゥイユで注目したいのは材料のひとつであるトマトの栄養素です。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉を聞いたことがありませんか?
実はトマトはそれほどまでに栄養価の高い野菜なのです。
注目すべきはトマトに多く含まれる 「リコピン」です。
リコピンは強い抗酸化力があり
- 血糖値を低下させる
- 動脈硬化予防
- アンチエイジング
など、その効能は多岐にわたります。
また、このリコピンは
- 油に溶けだしやすい
- 細かく砕くことで体内に吸収されやすくなる
- 加熱するとダイエット効果が高まる
といった特徴を持ちます。
まさに、トマトをジュース状にし加熱するラタトゥイユはその栄養素を効率よく摂取するのに最適な料理と言えるのです。
材料を炒め煮する際に使うオリーブオイルも、リコピンの吸収を良くするのに大事な調味料です。
ラタトゥイユは太るの
そんなラタトゥイユですがいくら食べても大丈夫なのでしょうか。
ラタトゥイユのカロリーの大半はオリーブオイルとなります。
調理の際にはオリーブオイルを入れすぎてカロリーオーバーしないように注意することが必要です。
分量にさえ気をつければ、オリーブオイルは身体に良い成分を備えた油なのです。
オリーブオイルの栄養効果
注目したいのは、オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸です。
オレイン酸は不飽和脂肪酸の一種で、オリーブオイルは60%~80%がオレイン酸でできています。
コレステロールには「悪玉コレステロール(LDL)」と「善玉コレステロール(HDL)」があり、悪玉コレステロールが増えると動脈硬化や心臓病の原因となります。
これに対し善玉コレステロールは動脈硬化を予防する効果があります。
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増加させる働きがあります。
それによって動脈硬化を防ぎ心疾患を防ぐことができるのです。
健康とダイエットのためにもオリーブオイルは効果的だという事が分かりますね。
また、オリーブオイルに含まれるオレイン酸には肌トラブルを改善させる効果があります。
ダイエット中にカロリーオフしたいからと脂分を必要以上にカットするのは肌のかさつきにつながります。
肌トラブルを避けるためにも、ダイエット時にはオレイン酸を多く含むオリーブオイルを上手に食事に取り入れる事がオススメとなります。
糖質面でみると、ラタトゥイユは野菜が中心で糖質量が少ないので、糖質制限中でも食べられるおかずとなります。
ラタトゥイユのカロリー糖質まとめ
ラタトゥイユのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。
様々な野菜とトマトを使ったラタトゥイユは、美容とダイエットに効果的なメニューです。
使う野菜を自分流にアレンジしたり、作り置きしたラタトゥイユをソース代わりに使用し
肉や魚を煮込んだりと、工夫次第でレシピの幅も広がります。
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