マーガリンと言えば食パンやロールパンにつけて食べることが一般的です。

風味豊かなバターには負けるものの、バターナイフで好きな時に好きな量だけ、つけて食べられるという扱いやすさと便利さは特筆すべきものです。

忙しく慌ただしい一般家庭の朝、パンにさっと一ぬりするだけでいいわけですから本当に助かる食品です。

一方で気になるのがカロリーや糖質ですよね。

糖質に関しては、高炭水化物食品の代名詞ともいえる、パンが主なマッチング相手ですから要注意です。

さらに気にしなければいけないのが、過剰に摂取すると心疾患の原因になるとして注目を集めているトランス脂肪酸。

今回は、そんなマーガリンの気になるカロリーや糖質を、風味豊かなバターと比較し、さらにはマーガリンの栄養素やトランス脂肪酸などの含有物質にも着目し、まとめてみたいと思います。

マーガリンのカロリーはどれくらい?

まず、カロリー云々を始める前に、そもそもマーガリンって何?というところから少しご説明します。

スーパーなどの店頭に行くと高価なバターの隣に「バター風味」などの広告が躍るパッケージで売られているマーガリン。

少量のバターを含むものもありますが、そのほとんどが植物性油を原料としてつくられています。

そんなマーガリンにも種類があるのはご存知でしょうか。

マーガリンとファットスプレッドです。

油脂分の含有量が80%以上のものをマーガリン、80%未満のものをファットスプレッドとしており、そのファッドスプレッドには味をつけるための添加物が認められているという違いがあります。

簡単にマーガリンの製造方法も確認してみましょう。

原料となるのは複数の油脂類(植物性油など)です。

そこに乳化剤や水や食塩、香料などを混ぜ乳化させます。

そして、それを急速に冷やし、練り合わせマーガリンができあがります。

次に肝心のカロリーを確認しましょう。

パンへのトッピングがメインで使われ、100gで比較しても仕方がありませんので、多めにつけるときの10gと小さじ1杯分の4gでバターと比較します。

マーガリン10g分のカロリー比較

マーガリン:76.9Kcal

ファットスプレッド:63.7Kcal

バター(有塩):74.5Kcal

マーガリン4g分のカロリー比較(小さじ1杯)

マーガリン:30.76Kcal

ファットスプレッド:25.48Kcal

バター(有塩):29.8Kcal

パンに併せた総カロリー比較

ここにパンのカロリーもプラスしてみましょう。

6枚切り食パン1枚は約63gですからそのカロリーは166.32Kcalになります。

その食パンにバターナイフで10gをつけ摂取すると

総カロリー(食パン1枚+)

マーガリン⇒約243Kcal

ファットスプレッド⇒約230Kcal

バター⇒約240Kcal

1枚のみであれば、さほど気にするカロリー量ではないものの、複数枚となるとそれなりのカロリー量になってしまうことがわかります。

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マーガリンの糖質はどれくらい?

糖質は炭水化物量とほぼ等しい関係です。

カロリー換算と同様に比較してみます。

マーガリンの糖質(いずれも微量のため100g換算)

マーガリン:0.4g

ファットスプレッド:0g

バター:0.2g

単体での糖質量は、いずれもゼロに近い数値になります。

しかし、問題は一緒に口にするパンの糖質なんです。

糖質(パン)

食パン(6枚切り1枚分):約27g

ロールパン(2個で約60g):約27g

パンは本当においしくて食べやすい食品です。

そこにさらに口当たりを良くするマーガリンやバターをつけるわけですから、ついつい食べ過ぎてしまいます。

糖質制限中は注意が必要であるといえます。

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マーガリンのその他の栄養素は?

マーガリンにはどのような栄養があるでしょうか。

①脂質

生活を行う上で必要なエネルギ―源の一つとしてあげられるこの脂質。

しかし、取りすぎれば当然、余分な脂として体内に蓄積され、太る原因にもなりますし、生活習慣病につながる危険性もあるので注意が必要です。

マーガリンの主成分は植物性油ですから、当然ながら脂質の割合も高くなります。

脂質量(10gあたり)

マーガリン:8.31g

ファットスプレッド:6.41g

バター:8.1g

②トランス脂肪酸

脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。

脂肪酸は、体の形成に必要な成分として、効率よく食物から取り込まなければなりません。

その脂肪酸の内、不飽和脂肪酸がポイントです。

不飽和脂肪酸のうち、油脂類の製造過程(水素添加)で生成されるトランス脂肪酸が、体内で悪影響を与える物質として知られるようになりました。

このトランス脂肪酸は、体内に摂取する必要がない物質で、多量に摂取すると心臓疾患のリスクが高まると言われています。

農林水産省では、一日の摂取エネルギーを平均して約1900Kcalとした場合、このトランス脂肪酸の摂取量を2g未満(一日の総エネルギー量1%未満)に抑えた方がいいとしています。

③変わるマーガリン

先述のトランス脂肪酸を多く含むマーガリンからの転換に取り組むメーカーが今増えています。

過剰に摂取すれば健康に悪影響を与える食品ですから、それを抑える食品を作るのはメーカー側の責務と言えるかもしれませんね。

マーガリン大手メーカーのMEIJIでは、商品パッケージにこの取り組みの「ハート」マークを付けて販売をしていますので、店頭で確認してみてくださいね。

マーガリンで太ることはある?

パンにつけたり、スイーツなどを家庭で作る際に加えたりとその扱いやすさから家庭ではよくつかわれるマーガリン。

主成分が植物性油であり高カロリーな上、その食べ合わせの相手がパンやスイーツなどの「やめられない」食品のため、過剰にとると太る危険性は高い食品と言えます。

マーガリンでは物足りず砂糖をさらに加えるなんて言うパンの食べ方をする方もいるかもしれませんが、糖質制限中は絶対に控えてくださいね。

中見出し6適量を守れないのであれば摂取を控える!【まとめ】

今回ご紹介したマーガリン。

その主原料となるのは植物性油ですからカロリーは高めです。

さらに、基本的にはパンに付けて食べるものですから高炭水化物の食品と併せて体内に取り込まれます。

適量を守りパンとともに摂取できるのであれば「太る」ことはありません。

いつでも、パンにさっとひとぬりでおいしく食べられるのは、とても便利ではありますが、そんな手軽で便利さゆえの「食べ過ぎ」の危険性があることを忘れてはいけません。

さらに言えば、マーガリンでしか摂取出来ない栄養素はありません。

糖質制限中であれば、その危険性をはじめから排除し摂取を控える、というのも方法のひとつですので検討をしてみてください。