全粒粉のカロリーと糖質がテーマです。
全粒粉は、小麦の成分を丸ごと挽いた粉で、茶色い色をしているのが特徴です。
小麦粉は、小麦の表皮や胚芽部分を取り除いており、全粒粉よりも白い色をしています。
そんな全粒粉と小麦粉のカロリーと糖質についてまとめていきます。
全粒粉のカロリーはどれくらい
全粒粉は、糖質制限をしている人にとってはおなじみとなりました。小麦粉と比較すると、食物繊維が多く含まれているのが特徴です。
全粒粉は小麦粉の一種であり、強力粉に分類されています。
そんな全粒粉ですが、カロリーはどれくらいでしょうか。小麦粉である、薄力粉や強力粉と比較しました。
食品成分表をもとにすると、全粒粉100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
全粒粉100gあたりの栄養
エネルギー:320kcal
タンパク質:12.8g
脂質:2.9g
炭水化物:68.2g
食物繊維:11.2g
よって、全粒粉100gあたりで320kcalとなります。全粒粉といえど、穀物類なので、カロリーは低くないです。
一方小麦粉(薄力粉)の栄養成分は以下のようになります。
薄力粉100gあたりの栄養成分
エネルギー:349kcal
タンパク質:8.3g
脂質:1.5g
炭水化物:75.8g
食物繊維:2.5g
薄力粉は、100gあたりで349kcalとなります。
薄力粉と全粒粉を比較すると、全粒粉の方が多少カロリーは低くなりますが、そこまで大きな差はありません。全粒粉の方が、食物繊維が多く炭水化物量が少ないので、多少カロリーは低いです。
また、全粒粉、薄力粉、強力粉100gあたりのカロリーを比較すると、以下のようになります。
全粒粉 | 320kcal |
---|---|
薄力粉 | 349kcal |
強力粉 | 337kcal |
全粒粉も強力粉の一種ですが、全粒粉の方が多少低カロリーです。
全粒粉大さじあたりのカロリー
全粒粉を通常使う量で換算すると、カロリーは以下のようになります。
小さじ1杯: 10kcal (3g)
大さじ1杯: 29kcal (9g)
カップ1杯: 352kcal (110g)
小麦の代わりに、全粒粉を少し使う程度であれば、あまりカロリーは変わりません。
全粒粉の糖質量
糖質制限ダイエットでもよく利用される全粒粉ですが、糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物−食物繊維で計算することができます。
ですので、全粒粉の糖質も同じように計算することができます。
全粒粉100gあたりの糖質は以下のようになります。
全粒粉100gあたりの糖質
炭水化物:68.2g
食物繊維:11.2g
糖質:56.0g
よって、全粒粉100gあたりの糖質量は56.0gとなります。
薄力粉や強力粉の糖質と比較すると以下のようになります。
全粒粉 | 56.0g |
---|---|
薄力粉 | 73.3g |
強力粉 | 69.0g |
3種類で比較すると、全粒粉の糖質が一番少ないです。
薄力粉や強力粉の方が、食物繊維量が少なく、また炭水化物量が多いので、全粒粉よりも糖質は多いです。
全粒粉大さじあたりの糖質
全粒粉を通常使う量で換算すると、糖質は以下のようになります。
小さじ1杯: 1.7g (3g)
大さじ1杯: 5.0g (9g)
カップ1杯: 61.6g (110g)
全粒粉と小麦粉の栄養成分の違い
小麦粉ではなく、全粒粉を使用したパンを選択している方も増えていますが、全粒粉には小麦には少ない栄養成分も豊富に含まれています。
食物繊維
小麦であれば、100g中の含有量は2.5gですが、全粒粉には100g中11.2gもの食物繊維が含まれています。
約5倍の量です。
食物繊維を摂取することは、便秘の改善にも効果があります。
ミネラル類
全粒粉には、小麦粉にはない、小麦の表皮や胚芽の部分も含まれているので、ミネラル類も豊富です。
カリウム、鉄分、亜鉛などが豊富に含まれています。
また、糖質の代謝に関わるビタミンB1も小麦よりも全粒粉の方が豊富です。
全粒粉のカロリー糖質まとめ
全粒粉のカロリーと糖質についてまとめました。
全粒粉は食物繊維が多く、炭水化物が少ないために、小麦や強力粉よりもカロリー、糖質ともに少なくなっています。
100gあたりで320kcal、糖質は56.0gです。
糖質制限をしている方には、全粒粉の方がおすすめです。