さんまのカロリーや糖質量がテーマです。
さんまのカロリーや糖質量はどれくらいでしょうか。
またさんまのお刺身や缶詰だとどうなるでしょうか。
さんまについてまとめていきます。
さんまのカロリーはどれくらい?
さんまは、太平洋の近くに分布しており、身近な魚です。特に秋はさんまの旬であり、脂がのっていて美味しい時期です。
体が刀のようにとがっているので「秋刀魚」と漢字で書きます。
さんまは、塩焼きやかば焼き、フライなど様々な調理法がありますね。
そんなさんまのカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表(7訂)をもとにすると、さんま100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:297kcal
水分:57.7g
タンパク質:17.6g
脂質:23.6g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
よって、さんま100gあたりで297kcal程度になります。
さんまは脂質量が多いため、300kcal近くになります。
魚の中でもカロリーは高いといえます。
参考までに、他の魚のカロリーは以下のようになります。
100gあたり(kcal) | |
あじ | 126 |
穴子 | 161 |
いわし | 169 |
うなぎ | 255 |
かつお | 114 |
鮭 | 138 |
さば | 247 |
ひらめ | 126 |
ぶり | 257 |
まぐろ | 108 |
ブリや鰻などの魚類も、100gで250kcal程度あるので、カロリーは高いのですがさんまの方が高カロリーです。
というのも、さんまは 脂質含有量が20%を超えるためです。
魚の中ではトロを除いて、最も100g中のカロリーが高い魚であるといえます。
さんま1尾あたりのカロリー
では、さんま1尾あたりのカロリーはどれくらいでしょうか。
さんま1尾あたりの重量は150g程度です。
さんまの廃棄率は35%ですので、1尾あたりの可食部は97.5gとなります。
よって1尾あたりのカロリーは290kcalとなります。
秋になるとさんまを丸ごと1尾食べるということも多いかと思いますが、1尾あたりでは300kcal程度になります。
白米ごはん180gと同じくらいのカロリーを含みます。
1尾以上だと少し食べ過ぎとなります。
さんまの糖質量はどれくらい?
ではさんまの糖質量はどれくらいでしょうか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
ですので、さんまの糖質量も同じように計算することができます。
食品成分表(7訂)をもとにすると、さんま100gあたりの糖質量は以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
よってさんま100gあたりの糖質量は、0.1gとなります。
さんまに含まれている糖質量は少ないといえます。
ですので、糖質制限をしている方でも食べてOKな食材といえます。
基本的に魚や肉類は、炭水化物量をほとんど含んでいないので、糖質量は少ない食材であるといえます。
さんまは塩焼きにして食べること多いですが、他にも蒲焼やフライなどにもされます。
塩焼きにする場合は、100g中0.1g程度の糖質量となりますが、かば焼きやフライにすると糖質量は多くなります。
糖質制限をしている方は、刺身や塩焼きにして食べるのがおススメです。
さんま1尾あたりの糖質量
さんま1尾あたり(150g)の可食部は、97.5gです。
ですので、さんま1尾あたりの糖質量は0.1g程度になります。
糖質制限中の方も丸ごと1尾食べて問題ないです。
さんまの刺身のカロリーや糖質量
秋が旬のさんまは、脂がのっているのでお刺身にして食べても美味しくいただけますね。
刺身のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、さんまの刺身100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
エネルギー:335kcal
水分:54.5g
タンパク質:16.9g
脂質:28.0g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
※皮なし・刺身
ですので、さんまの刺身100gあたりで335kcalとなります。
皮なしの分、刺身の方が生のさんまよりも脂質量が多くカロリーが高くなります。
魚は100gあたりで100~200kcal程度のものが多いので、さんまはカロリーが高めです。
また刺身1枚あたりの重量は10~20g程度です。
ですので、さんまの刺身1枚あたりのカロリーは34~67kcal程度になります。
厚みのあるお刺身の場合は、1枚あたりで50kcalを超えてしまうので高カロリーであるといえます。
さんまの刺身の糖質量
刺身100gあたりの糖質量は、以下のようになります。
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2-0.0=0.2g
よって刺身100gあたりで糖質含有量は0.2gとなります。
刺身の糖質量も、魚ですので少ないといえます。
刺身1枚あたりでは、0.1g未満(0.02~0.04g)程度になります。
さんまの缶詰のカロリーや糖質量
さんまは鯖やいわし同様に、缶詰としても販売されています。
貯蔵できるので、非常食として保存することも可能です。
さんまの缶詰のカロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、さんまの缶詰100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
さんまの缶詰・味付け(100g)
エネルギー:268kcal
水分:53.9g
タンパク質:18.9g
脂質:18.9g
炭水化物:5.6g
食物繊維:0.0g
さんまの缶詰・かば焼き(100g)
エネルギー:225kcal
水分:57.0g
タンパク質:17.4g
脂質:13.0g
炭水化物:9.7g
食物繊維:0.0g
ですのでさんまの缶詰のカロリーは味付けによって異なります。
- 味付け: 268kcal
- かば焼き: 225kcal
と多少かば焼きの方がカロリーは低いです。
なお、缶詰1缶の重量は100g程度ですので、1缶のカロリーはこれくらいになります。
さんまの缶詰の糖質量
食品成分表をもとにすると、さんまの缶詰100gあたりの糖質量は以下のようになります。
さんまの缶詰・味付け
糖質=炭水化物量-食物繊維量=5.6‐0.0=5.6g
さんまの缶詰・蒲焼
糖質=炭水化物量-食物繊維量=9.7‐0.0=9.7g
よって缶詰100gあたりの糖質量は
- 味付け: 5.6g
- かば焼き: 9.7g
となります。
かば焼きの方がカロリーは低いのですが、調味液に砂糖を使用するので、糖質量が多くなります。
また、味付けの缶詰の方は、脂質量が多いためにカロリーは高いのですが、かば焼きよりは糖質量は少なくなります。
さんまで太ることはある?
さんま100gあたりで 297kcal となります。
ですので、さんまは魚の中でもカロリーが高いため、1尾あたりで300kcalとなります。
1尾程度であればおかずとしては許容範囲となります。
ですが1尾分でご飯1杯強のカロリーがあるので、食べ過ぎるとカロリー過多となります。
またご飯も一緒に食べがちですが、白米1杯(150g)で252kcalとなりますので、さんまを食べる際は、ご飯の量にも注意してください。
カロリーは高くても栄養価も高いさんま
さんまは、カロリーが高いですが、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸も豊富に含んでいます。
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、悪玉コレステロールを減らし、脳や神経組織の機能を向上してくれる作用があります。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
なので脂質は多いですが、体に悪い脂ではなく、体に良い脂が豊富なのです。
糖質面でみると
さんまの糖質量は100gあたりで 0.1g です。
なので、糖質量は少ないので、糖質制限をしている方も問題なく食べられます。
ただ、刺身や塩焼きでは糖質量は少ないのですが、かば焼きなどの缶詰は1缶で10g程度の糖質量を含みます。
ですので糖質制限中は、焼いたさんまや刺身で食べる方が良いといえます。
また、ご飯にも多くの糖質量が含まれていますので、魚と同時に多く摂取しないように気を付けてください。
ご飯も多く食べたいという方には糖質量の少ないご飯も
さんまのカロリー糖質まとめ
さんまのカロリーや糖質量をテーマにしてまとめました。
さんまは100gで300kcal程度なのでカロリーが高い魚です。
ですが糖質量は少ないといえます。
糖質量は少ないですが、食べ過ぎるとカロリー過多となり意味がないので注意してください。
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