鶏ささみのカロリーや糖質は?ゆでるとどうなる?

鶏ささみのカロリーや糖質がテーマです。

鶏ささみは鶏むね肉の中でも特にやわらかく、脂肪分も少なく淡白な部位です。

鶏ささみにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

また、茹でることでそのカロリーはどのように変化するのでしょうか。

鶏ささみのカロリーや糖質量についてまとめていきます。



鶏ささみのカロリーはどのくらい

脂肪分が少なくさっぱりしたイメージの鶏ささみ。

鶏ささみの100gあたりの栄養成分は以下のようになります。

鶏ささみ100gあたり

エネルギー:105kcal
タンパク質:23.0g
脂質:0.8g
炭水化物:0.0g

鶏ささみ100gあたりで105kcalとなります。

 

ここで、鶏ささみ100gあたりのカロリーを鶏肉の他の部位と比べてみましょう。

鶏むね肉100g:145kcal
鶏もも肉100g:204kcal

鶏ささみ100gあたりのカロリーは、鶏もも肉の約半分となります。

やはり鶏ささみ肉はダイエット向きのヘルシーなお肉だと言えますね。

鶏ささみをゆでるとカロリーはどうなる?

ヘルシーな鶏ささみ肉ですが、調理のために加熱するとカロリーが変化します。

鶏ささみ100gあたり

生:105kcal
茹で:125kcal 

鶏ささみは茹でる事で、カロリーが 約20%増加することになります。

これは、茹でるこで鶏ささみの 水分量が減り、質量が変化するためです。

鶏ささみ100gあたりの水分量

生:75g
茹で:70.6g

茹でたお肉がきゅっとしまって小さくなるのは、こうしてお肉の中の水分が流れ出すためです。

その分、生の鶏ささみに比べ、茹でた鶏ささみ100gあたりのカロリーは増加することになります。

 

ただ、生のささ身を茹でて、カロリーが増えるわけではありません。

生のささみ100gを茹でると、80g程度になり、これは107kcalに相当します。



鶏ささみの糖質はどのくらい

糖質制限ダイエットをされる方にとって、気になるのが鶏ささみ肉の糖質量ですね。

一般的に食品の糖質量は糖質=炭水化物-食物繊維で計算されます。

鶏ささみの場合、炭水化物、食物繊維ともに0.0gですので糖質量も0.0gとなります。

 

鶏ささみは糖質を気にされる方にとって、心配のない食材だと言えます。

 

また胸肉やもも肉も基本的に糖質量は0gです。

※若鶏のむね肉だけ、100gあたりの糖質量が0.1gとなっていますが、0に近い数値であるといえます。



鶏ささみの栄養

鶏肉の中でもヘルシーである鶏ささみですが、鶏ささみにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

鶏ささみには100gあたり23.0gのタンパク質が含まれています。

  • 鶏むね肉100g:21.3g
  • 鶏もも肉100g:16.6g

鶏むね肉、鶏もも肉のタンパク質量と比べても鶏ささみのタンパク質量が多いことが良く分かります。

健康な体を作るタンパク質

タンパク質は、臓器や筋肉を構成する重要な栄養素です。

皮膚や髪の毛、爪もタンパク質でできているため、健康な肌や髪を育てるためにも良質なタンパク質は欠かすことができません。

また、タンパク質には体内に取り込んだ糖質を、効率よくエネルギーへ変換する作用があります。

体内に余分な糖質を溜め込まないためにも、タンパク質を意識的に摂取する必要があります。

タンパク質の代謝を助けるビタミンB6

鶏ささみには100gあたり0.60mgのビタミンB6が含まれています。

ビタミンB6は、タンパク質の代謝に不可欠な成分でありタンパク質を多く摂取するほど、その必要量は高まります。

タンパク質は多数のアミノ酸で合成された成分でありそのままでは分子が大きく、体内に吸収することができません。

ビタミンB6は、タンパク質をアミノ酸分解したり、使われず余ったアミノ酸をエネルギーへ変換したりするタンパク質の代謝と切り離すことがでいないビタミンなのです。

お肌の健康にナイアシン

鶏ささみには100gあたり11.8gのナイアシンが含まれています。

ナイアシンは水溶性ビタミンの一種で、体内に取り込んだ脂質や糖質をエネルギーに変える
補酵素としての働きがあります。

また、ナイアシンの摂取は血流を良くし肌の新陳代謝を促す効果もあるため、美肌作りにも効果的です。

口角炎や口内炎の予防、紫外線を浴びた時の日焼けや肌の黒ずみ、シミそばかすの改善には
意識的にナイアシンを摂取されると良いでしょう。

鶏ささみは太るの?

ダイエットはただただ摂取カロリーを制限し、体重を減らせば良いわけではありません。

単純にカロリーだけを減らすダイエットを続けると、体は飢餓状態に陥り、必要なエネルギーを筋肉を分解することで補おうとします。

結果、体内の筋肉量が低下し代謝の悪い、痩せづらい体が出来上がってしまうのです。

 

ダイエット後のリバウンドを防ぎ、バランスのとれた美しいスタイルを維持するためには体内の筋肉量が必要となってきます。

筋肉はタンパク質を材料としてできています。

体内の筋肉量を増加させるには、適度な運動とタンパク質の摂取は欠かせません。

低カロリーで高タンパクな鶏ささみは、カロリーをおさえながらも良質なタンパク質を摂取することができる健康的なダイエットに効果的な食材なのです。

鶏ささみのカロリー糖質まとめ

鶏ささみは、鶏肉の他の部位と比べても、カロリーが低くタンパク質を豊富に含んだお肉です。

筋肉の合成に役立つビタミンB6や、美肌作りに役立つナイアシンを含んでいることから
健康的なダイエットに効果的な食材だと言えるでしょう。

淡白な味の鶏ささみは、調理のバリエーションも様々です。

日々の健康づくりにぜひ役立ててみてください。

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