牛ロースのカロリーや糖質がテーマです。
牛ロースのカロリーや糖質量はどれくらいになるでしょうか。
牛ロースについてまとめていきます。
牛ロースのカロリーはどれくらい?
牛ロースは、カルビと同様、よく食べられている部位であるといえます。カルビとロースがセットになって食べられるお店もありますよね。
ロースというのは、「背肉部位」を指しています。主に、肩ロース、リブロース、サーロインの部位を指しています。
肩ロースには、「ざぶとん」も含まれており、焼き肉にされる他、しゃぶしゃぶやすき焼きなどの肉にされます。
リブロースは、高級部位とされており、ステーキにされることもあります。
サーロインも、リブロース同様にステーキにしても食べられているお肉です。
これらを合わせてロースと呼びますが、カロリーはどれくらいでしょうか。
食品成分表をもとにすると、それぞれ100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
ロースといっても、さらに細かい部位によって分けられており、ロース・上ロース・特上ロースの分け方はお店次第です。
肩ロース(筋多め)
エネルギー:411kcal
水分:47.9g
タンパク質:13.8g
脂質:37.4g
炭水化物:0.2g
食物繊維:0.0g
※かたロース 脂身つき
リブロース(霜降り)
エネルギー:573kcal
水分:34.5g
タンパク質:9.7g
脂質:56.5g
炭水化物:0.1g
食物繊維:0.0g
※リブロース 脂身つき
サーロイン(最高部位)
エネルギー:498kcal
水分:40.0g
タンパク質:11.7g
脂質:47.5g
炭水化物:0.3g
食物繊維:0.0g
※サーロイン 脂身付き
つまり「ロース」と呼ばれている肉でも、部位によってカロリーや成分には多少差があります。
まとめると、
肩ロース: 411kcal
リブロース: 573kcal
サーロイン: 498kcal
であり、肩ロースが最もカロリーが低くなります。
肩ロースは他の部位と比較すると、少し筋は多めですが、肉質は柔らかく、そして風味も良いです。
つまり、ロースと一言でいってもカロリーには多少バラツキがあり、100gあたりで410~570kcal程度です。
牛肉の部位の中でも、カロリーは高いといえます。
なお、カルビ=バラ肉を指しています。カルビも同様にカロリーは高いといえます。
カルビに関してはこちらをどうぞ
牛カルビのカロリーや糖質はどれくらい?
また、ロースといっても和牛だけではなく、輸入のお肉を提供していることもあると思います。
一般に 和牛ロースよりも輸入ロースの方がカロリーが低くなります 。
輸入ロースのカロリーは以下のようになります。
肩ロース:240kcal
リブロース:231kcal
サーロイン:298kcal
輸入もののお肉の方が安く購入することができますし、さらにカロリーは低いといえます。
なお、輸入もののお肉は和牛と比べると、脂質の含有量が少ないために、カロリーは低いといえます。
なので好みはあると思いますが、和牛よりも輸入もののお肉を注文した方が摂取カロリーは低くなります。
ロース1枚・1食分あたりのカロリー
ロースは1枚あたり、1食分ではカロリーはどれくらいになるでしょうか。
ロースのお肉1枚あたりの重量は20g程度です。
ロース1食あたりはお肉が5枚ほど提供されるので、1食分で100gが目安となります。
お肉だけで考えると、1食分100gで400~570kcal=平均480kcalが目安となりますが、実際はタレの分があります。
100gあたりに使うタレの量を大さじ1杯程度を目安とすると
和牛ロース100g:480kcal
たれ17g:29kcal
計 509kcal
となります。
つまりロース1食分で509kcal程度になります。
ロース1枚あたりで換算すると101kcal程度となります。
なお、ロースの場合は肉の脂質量によってもカロリーが多少変わってきますので、霜降りが多いお肉ほどカロリーは高くなります。
ただ、ロースは脂身が多い部分もあり、焼くことで脂をカットし、実際の摂取するカロリーはもっと少なくなります。
摂取カロリーを低くしたい場合は、よく焼いて食べてみてください。
また、輸入の牛肉の場合は脂質が少ないので、1食あたりで260kcal程度です。つまり1枚あたりでは52kcal程度になります。
輸入ロースは和牛ロースの半分程度のカロリーです。
牛ロースの糖質はどれくらい
では、牛ロースの糖質量はどれくらいでしょか。
基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、牛ロースの糖質も同じように計算することができます。
牛ロースは、肩ロース・リブロース・サーロインがあげられますが、それぞれの糖質量は以下のようになります。
肩ロース(100g)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.2‐0.0=0.2g
リブロース(100g)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.1‐0.0=0.1g
サーロイン(100g)
糖質=炭水化物量-食物繊維量=0.3‐0.0=0.3g
ですので、牛ロース100gあたりの糖質は、0.1~0.3gであり、糖質量は多くありません。
ですので、牛ロースは糖質制限をしている方でも食べることができる食材です。
輸入牛の糖質量は、
肩ロース100g: 0.1g
リブロース100g: 0.4g
サーロイン100g: 0.4g
となっています。
ですので、輸入牛の方が少しだけ糖質量は多いですが、ほとんど変わらないといえます。和牛ロースも輸入牛のロースも糖質量は少ないのですが、食べ方では注意が必要です。
ロース1枚・1食分あたりの糖質はどれくらい
和牛でも輸入牛でも基本的に糖質量は少ないです。
なので、その点は問題ないのですが、注意が必要なのは「タレ」です。
牛肉自体には、糖質はほとんど含まれていませんが、タレには糖質量が含まれています。
1食分100gあたりにタレ大さじ1杯程度をつけて食べると、糖質の摂取量は5.6~5.8gとなります。
つまり、タレ大さじ1杯で糖質量は5.5gもあるのです。
タレの量が多ければ多いほど、糖質摂取量はもっと多くなります。
ちなみに、1枚あたりで換算すると、1.1g程度の糖質量を摂取することになります。
ですので糖質制限中の方も、牛ロースを食べるときには注意が必要です。
また焼き肉を食べるときは、ついついご飯も食べてしまいがちですが、ご飯はお茶碗1杯(150g)で55.2gもの糖質を含んでいます。ですので、牛ロースを食べる際は、タレだけではなく、ご飯の量にも注意してみてください。
牛ロースで太るということはある
牛ロースは、カルビよりカロリーが低いというイメージがある方も多いと思いますが、実際は、部位によってはカルビより高カロリーとなることも。
リブロースの脂質量は54.4%であり、カルビの脂質量の50%を上回ります。
なのでロースは、種類にもよりますが、100gあたりで400~570kcalほどあるので、カロリーの高い食材であるといえます。
もちろん食べ過ぎるとカロリー過多となります。
ダイエット中でもロースを食べたい!という方は、
- タレを少なくする
- レモン汁にかえる
- よく焼く
ことでもカロリーを減らせます。
タレ大さじ1杯で30kcal程度あるのでつけすぎると高カロリーとなります。
また焼き肉にする場合は、よく焼くことで脂が落ち、カロリーオフとなります。
糖質面でみると
では糖質面でみるとどうでしょうか。ロースの糖質量は100gあたりで0.1~0.3g程度と少ないのですが、問題は「タレ」です。
お肉自体は糖質が少ないのですが、タレをかけることで糖質量がUPします。タレ大さじ1杯で5.5gもの糖質を含みます。
ですので糖質制限中にロースが食べたいという場合は、タレを少なくしたり、塩で食べるなどの糖質が増えない食べ方をすると良いです。
牛ロースのカロリー糖質まとめ
牛ロースのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。
牛ロースは、100gあたりで400~570kcal程度とカロリーが高いです。
ロースにも種類がありますが、霜降りの箇所が多いほど脂身が多く、カロリーは高いので要注意です。
和牛よりは輸入牛の方が脂身が少なく、低カロリーとなります。