豚レバーのカロリーや糖質はどれくらい?

豚レバーのカロリーや糖質がテーマです。

豚レバーのカロリーや糖質はどれくらいでしょうか。

豚レバーについてまとめていきます。



豚レバーのカロリーはどれくらい?

豚レバーは、豚肉の肝臓です。肉質が柔らかいですが、独特の臭みがあるのが特徴であり、水に30分以上漬けておくか、牛乳に漬けて血抜きを行います。

 

豚レバーやレバニラ炒めや甘辛煮、焼き肉など様々な料理にも利用されています。

 

そんな豚レバーのカロリーはどれくらいでしょうか。

食品成分表をもとにすると、豚レバー100gあたりの栄養成分は以下のようになります。

エネルギー:128kcal
タンパク質:20.4g
脂質:3.4g
炭水化物:2.5g

ですので豚レバー100gあたりで128kcalとなります。

 

豚肉は脂身が多く、カロリーが高いようなイメージがある方もいると思いますが、レバーの場合は脂質が少なく、カロリーが低めです。

 

脂質は少ないですが、高たんぱくです。また栄養価も高い食材です。

 

参考までにその他の豚肉の内臓のカロリーは以下のようになります。

舌:221kcal/100g
心臓:135kcal/100g
腎臓:114kcal/100g
小腸:171kcal/100g
豚足:230kcal/100g

豚ロースは100gあたりで250kcal程度ありますが、内臓はカロリーが低いところが多いです。

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また豚肉で気をつけた方が良い部位は「ばら肉」であり、100gあたりで395kcalもあります。

 

レバーはカロリーも低いので、ダイエット中でも食べられます。



豚レバーの糖質はどれくらい?

では、豚レバーの糖質はどれくらいでしょうか。

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基本的に糖質は、糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。ですので、豚レバーの糖質も同じように計算することができます。

 

ただ、豚レバーは食物繊維が含まれていないので、糖質=炭水化物量となります。

よって豚レバー100gあたりの糖質は2.5gとなります。

基本的にお肉は糖質量が少なく、100gあたりの糖質は0.5g以下のものが多いので、100g中で2.5gというのは肉類では多い方です。

 

ただ食材全体でみれば、糖質量は少ない方ですので、糖質制限中の方も食べられます。

 

ただし、料理によっては注意が必要です。甘辛煮は砂糖を使うので、糖質量が多くなることもあります。



豚レバー甘辛煮のカロリーや糖質はどれくらい?

豚レバーを甘辛煮にすると、カロリーや糖質はどれくらいになるでしょうか。

 

甘辛煮には様々なレシピがありますが、以下のような材料でつくることができます。

豚レバーの甘辛煮

豚レバー:100g
醤油:18g
酒:18g
砂糖:4.5g
みりん:18g
ごま油:6g
ごま:2g

このような材料の場合、それぞれの材料のカロリーは以下のようになります。

豚レバー:128kcal
醤油:13kcal
酒:16kcal
砂糖:17kcal
みりん:41kcal
ごま油:55kcal
ごま:12kcal

282kcal

よって 豚レバーの甘辛煮1人分(163.5g)程度で282kcalとなります。

 

豚レバーの甘辛煮1食分は300kcal程度なのでおかずとしてはあまり問題ないです。

 

ただ糖質量は1食で19.6gとなります。

 

豚レバー100gあたりの糖質量は2.5gでも、砂糖やみりんには多くの糖質が含まれているので、こういった調味料の場合、糖質が多くなってしまいます。

 

醤油や酒も多少糖質を含みますが、砂糖やみりんよりも少ないです。

 

豚レバーを食べる際は、甘辛煮ではなく、醤油や酒ベースのレバニラにした方が糖質摂取量は少なくなります。

豚レバーは栄養たっぷり!

レバーはとても栄養価が高い食材であるといえます。

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お肉の中ではカロリーも低い方で、ダイエットの味方になるだけでなく、健康面でも+になることがあります。

 

豚レバーに含まれる栄養素で注目すべきなのは以下のような栄養素です。

  • 鉄分(13mg/100g)
  • 亜鉛(6.9mg/100g)
  • 銅(0.99mg/100g)
  • レチノール(130000µg/100g)
  • ビタミンB2(3.6mg/100g)
  • ビタミンB6(0.57mg/100g)
  • ビタミンB12(25.2µg/100g)
  • 葉酸(810µg/100g)

豚レバーに含まれる栄養素の含有量はトップクラスです!!

 

それぞれの働きについて簡単に説明します。

鉄分

鉄分はヘモグロビンの構成成分になっています。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ働きをしており、鉄分が不足すると、貧血になるおそれがあります。

 

成人女性の推奨量は 10.5g /1日であり、豚レバーを食べることで貧血予防にもなります。

 

また、動物性食品の鉄分は、野菜に含まれる鉄分と比べてはるかに吸収しやすいというメリットもあります。

亜鉛

亜鉛は、酵素をつくる成分の他、タンパク質の合成にも関わっています。亜鉛は、豚レバーの他、魚介類にも多く含まれています。

 

亜鉛が不足すると、味覚障害がおこることもありますが、偏った食生活ではない限り不足しません。成人女性の推奨量は 8mg /1日です。

銅は、鉄分を必要な場所に運ぶ役割をしています。つまり、鉄分が十分にとれていても、銅の摂取量が少ないと、貧血の症状が起こることがあります。

 

成人女性の推奨量は 0.8mg /1日です。

ビタミンB2

ビタミンB2は代謝に関わるビタミンであり、糖質・脂質・タンパク質の代謝に関わります。皮膚や粘膜の健康維持に関わります。

 

食材の中でも豚レバーに含まれるビタミンB2の含有量はずば抜けています。

 

成人女性の推奨量は 1.2mg /1日です。豚レバー100gには3倍量が含まれています。

ビタミンB6

ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関わるビタミンであり、運動量が多い人ほど必要なビタミンです。不足すると、口角炎の症状がおこることがあります。

 

魚介類の他、レバーに多く含まれており、成人女性の推奨量は 1.2mg /1日です。

ビタミンB12

ビタミンB12と葉酸は、共に赤血球を形成を助ける働きがあります。どちらかが不足すると、悪性貧血の症状がおこることがあります。

 

特に妊娠中の女性は、葉酸が必要であり、成人女性の2倍以上、1日に 480µg もの葉酸が必要です。

 

ただ取り過ぎも良くないので、レバーなどの多くの葉酸を含む食材を食べ続けるのは注意が必要です。

レチノール(ビタミンA)

レバーには豊富なビタミンAが含まれています。その量は13000µg/100gと食材の中でも含有量はかなり多いです。

 

ビタミンAは体内で皮膚や粘膜の健康維持、夜盲症の予防、免疫力UP、発育促進などの重要な役割を果たすビタミンなのですが、脂溶性ビタミンのために、過剰症には注意が必要です。

 

とりすぎると、肝障害、頭痛、吐き気などの中毒症状がおこる可能性があります。

 

またレバーはプリン体が多く、痛風のリスクが高まります。日本人の食事摂取基準では、ビタミンAの1日の上限量は 2700µg と定められています。

 

レバーで換算すると20gほど。つまり毎日100gものレバーを食べていると、食べ過ぎなのです。

 

1日だけ100g以上食べるような環境であれば、毎日食べるのであれば、数g程度であれば問題ありません。

 

このようにレバーは多くの栄養をもっています。毎日レバニラのようなものを食べていると過剰ですが、数週間に1回レバニラなどを食べるのは大丈夫です。

豚レバーで太ることはある?

豚レバーは100gあたりで128kcal程度と肉の部位の中でも低カロリーですので、豚レバーはダイエット中にも向いています。

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そして不足しがちなビタミン・ミネラルも豊富に含まれているので、美容にも良いです。

 

ただ過剰症の心配もあるので、毎日大量に食べるのはやめておきましょう。

糖質面でみると

では糖質面でみるとどうでしょうか。豚レバーの糖質量は100gあたり2.5gです。

 

肉類の中では多い方ですが、食材全般でみれば、糖質量は少ないです。なので糖質制限中でも食べて問題ありません。

 

ただ、甘辛煮などの砂糖を使う料理の場合は糖質量が多くなるので注意が必要です。

豚レバーのカロリー糖質まとめ

豚レバーのカロリーや糖質をテーマにしてまとめました。

豚レバーは、豚肉の部位の中でも脂質が少なく、カロリーが低い部位です。

ただ調理法によっては高カロリー、高糖質となります。

また食べすぎは過剰症の恐れがあるので注意が必要です。

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