豚足のカロリーや糖質はどれくらい?

豚足のカロリーや糖質がテーマです。

沖縄では定番料理のひとつである豚足は、ぷるぷるとした食感と、さっぱりとした味が特徴です。

沖縄では「てびち」と呼ばれ、沖縄そばの具、煮つけ、おでんの具として日常的に使われています。

以前は男性向けの特殊な食べ物というイメージが強かった豚足ですが、コラーゲン・ビタミンが豊富で美肌効果があるとして、近年では女性の方でも食べる人が多くなっています。

豚足のカロリーや糖質、栄養についてまとめていきます。



豚足のカロリーはどれくらい

豚足とは食用とされる豚肉の部位で、肉質の部分は少なく大部分が皮と筋、軟骨によって構成されています。

一般には下処理の済んだものが売られていますが、家庭で使うときは1時間ほどゆでた後、ネギやショウガの皮とともにさらに1〜2時間ほどゆでます。

食品成分表をもとにすると、豚足100gあたりの栄養素は下記の通りになります。

エネルギー:230kcal
タンパク質:20.1g
脂質:16.8g
炭水化物:0g
食物繊維:0g

よって豚足100gあたりのカロリーは 230kcal になります。

 

他の豚肉の副生物100gあたりと比較すると、比較的豚足は高カロリーな部類であるといえます。

豚タン:221kcal
豚ハツ:135kcal
豚レバー:128kcal
豚小腸:171kcal
豚大腸:179kcal
豚軟骨:231kcal

豚足1本あたりのカロリーはどれくらい

では、豚足1本あたりのカロリーではどうでしょうか。

豚足1本の総重量は、200gほどになります。

豚足には「廃棄率」というものが定められており、骨など通常食べられないものの廃棄重量が、総重量に対する比率で示されています。

豚足の廃棄率は40%ですので、豚足1本の可食部は、200g×(100-40)÷100=120g

つまり、豚足1本で約276kcalになります。

 

高い栄養価で美容健康に良いと言われている豚足ですが、そのカロリーは決して低くはないので食べすぎには注意が必要です。



豚足の糖質量はどれくらい

では、糖質面ではどうでしょうか。

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糖質量は糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。

豚足100gあたりの炭水化物量は0g、食物繊維量も0gなので、豚足は糖質を含んでいません

 

糖質制限の考え方ならば、どれだけ食べても血糖値が上がらない、糖質制限に適した食材のひとつです。

豚足自体は糖質ゼロなので、摂取する糖質量は調理に使う調味料の糖質のみになりますね。

豚足は砂糖や醤油で煮込まれることも多いですが、砂糖大さじ1杯あたりの糖質量は8.9g となります。

豚足を使っていても砂糖で煮込む系の料理は、糖質が多くなるので注意が必要です。



豚足にはどんな栄養がある

美容効果だけではなく、健康効果も注目されている食材である豚足に含まれる栄養素は以下の通りです。

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コラーゲン

豚足には100gあたりタンパク質20.1gと多く含まれており、その多くはコラーゲンやエラスチンなどのゼラチン質で構成されています。

豚足を加熱調理すると、白くてプルプルした状態になります。

これは脂ではなく、コラーゲンが加熱によってゼラチン化したものです。

体内のコラーゲンが減少すると、シワやたるみができやすくなるだけでなく、身体の様々な組織がもろくなってしまうため、コラーゲンを摂取することは美容・健康のためには欠かせません。

ですが、ただコラーゲンを摂取するだけではあまり効果がありません

 

コラーゲンはそのまま吸収されるわけではなく、体内で分解されてから吸収され、もう一度コラーゲンとして再合成されるのです。

そこで、コラーゲンを合成するには ビタミンCが欠かせないとされています。

豚足にはビタミンCが含まれていないので、ビタミンCが含まれる食材と合わせることでコラーゲンを合成するはたらきが高くなります。

ビタミンCはピーマン、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜類や果物類に多く含まれています。

 

ビタミンCは水に溶けやすい水溶性ビタミンで、摂取しても体内で長い時間とどまっている事が出来ない為、できるだけビタミンCは毎日摂るよう心がけましょう。

ビタミンB群

さらに、豚足には美肌作りにかかせないビタミンB群が多く含まれています。

豚足に含まれるビタミンB群は、以下のようなはたらきを持っています。

  • ビタミンB1…肌や粘膜の健康維持に役立つ
  • ビタミンB2…皮膚の炎症を防ぐ
  • ビタミンB6…皮膚や粘膜を作る、肌のターンオーバーを整える

また、ビタミンB1は摂取した糖質をエネルギーに変換するはたらきがあり、ダイエットには欠かせないビタミンになります。

ロイシン

豚足には、必須アミノ酸のひとつである「ロイシン」が豊富に含まれていることが知られています。

必須アミノ酸は、体内で合成することができない為必ず食事から摂取する必要があります。

ロイシンは、筋肉を合成するはたらきや、体脂肪を減少させるはたらきがあると言われています。

筋肉量を維持しながら体重を落とすことができるため、ロイシンを積極的に摂取することはダイエットに効果的です。

豚足で太ることはある?

豚足は脂肪分が多く、豚足100gあたり16.8gの脂質が含まれています。

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これは、1日に摂取すべき脂質の目安量の3割近い値になります。

糖質はゼロなので、糖質制限ダイエットの観点ではダイエットに適した食品になりますが、食べ過ぎには注意が必要です。

 

また、豚足は高脂質・高カロリーで「プリン体」が多く含まれていると言われています。

プリン体は、食品中では旨味の成分で、レバー、鶏肉、煮干し、干し椎茸などが含有率が高い食品になります。

プリン体の8割は体内で生成され、食事から摂取するプリン体は2割程度に過ぎませんが、痛風患者の方や尿酸値の高い方は、プリン体の高い食品を日常的に摂取することは避けましょう。

豚足のカロリー糖質まとめ

豚足のカロリーや糖質についてまとめてみました。

豚足は栄養価が高く、美肌効果のあるコラーゲンやビタミンB群なども含まれています。

コラーゲン合成に欠かせないビタミンCを含む食品を一緒に摂るようにしましょう。

糖質はゼロですが、高脂質で高カロリーです。

プリン体の過剰摂取にも注意が必要だと思われます。

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