ラム肉のカロリーや糖質は?肩やロース・部位別では?

ラム肉のカロリーや糖質がテーマです。

ラム肉はジンギスカンやラムチョップでいただくことが多いです。

あまりなじみのないお肉かもしれませんが、実はダイエットにもぴったりなヘルシーなお肉です。

今回はラム肉のカロリーや糖質、栄養素についてご紹介していきます。



ラム肉のカロリーはどのくらい

ラム肉とは生後14か月未満の羊肉で臭みが少なく柔らかいお肉になります。

それより成長した羊肉はマトンと呼ばれ、羊肉特有のにおいと固さが特徴です。

 

そんなラム肉のカロリーはどのくらいなのでしょうか?

食品成分表を参考に、肩、ロース、もも肉 のカロリーを比較してみましょう。

ラム肩肉100g

エネルギー:233kcal
タンパク質:17.1g
脂質:17.1g
炭水化物:0.1g

肩肉は脂肪分が多く、羊肉特有のにおいがあるのが特徴です。調理の際には脂肪を取り除き、しっかりと筋切りをすることが必要となります。

煮込み料理に向いているのは、この肩肉になります。

 

ラムロース肉100g

エネルギー:310kcal
タンパク質:15.6g
脂質:25.9g

炭水化物:0.2g

ロース肉は羊の背中側にあたるお肉です。

やわらかく、くさみもないのでお値段も高めの部位になります。ラムチョップと呼ばれるのは、肋骨がついたロース肉です。

ステーキにしたり、味をつけてローストするお料理に向いています。

 

ラムもも肉100g

エネルギー:198kcal
タンパク質:20g
脂質:12g
炭水化物:
0.3g

脂身が少なく、あっさりしているのがもも肉です。

焼く、 煮るなど幅広い調理法ができます。

 

ラム肉のカロリーを他の肉類と比べると?

ここで牛肉豚肉のカロリーと ラム肉 のカロリーを比較してみましょう。

ラム肩肉  233kcal
ラムロース 310kcal
ラムもも肉 198kcal

牛かた肉  286kcal
牛ロース  573kcal
牛もも肉  259kcal

豚肩肉    216kcal
豚ロース   263kcal
豚もも肉  
183kcal

全体的なカロリーは 豚肉<ラム肉<牛肉であるといえます。

 

脂肪分が多くやわらかい部位であるロース肉のカロリーは、カロリーの高い牛肉と比較してもやはり控えめとなっています。

 

よりカロリーを気にされる方には脂肪分の少ないラムもも肉がオススメといえます。



ラム肉の糖質はどのくらい

一般的に肉類の糖質は低めとなりますが、ラム肉の 糖質量はどのくらいなのでしょうか?

基本的に糖質は糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。

 

食品成分表による、炭水化物量と食物繊維量を参考にした場合、ラム肉 100g あたりの糖質量は次のようになります。

ラム肩肉:0.1g
ラムロース肉:0.2g
ラムもも肉:
0.3g

ラム肉の糖質量はどの部位も 100g あたり 1g未満 ととても少量です。

 

食べすぎはカロリーオーバーになるのでもちろん気を付けなければいけませんが、糖質制限ダイエットをしている方にとっては、糖質量をコントロールするのに向いている食材だと言えるでしょう。



ラム肉の栄養素

ラム肉にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

鉄分

ラム肉には血液の生成に欠かせない 鉄分が豊富に含まれています。

ここで、 ラム肉 豚肉 の鉄分量を比較してみましょう。

ラム肉の鉄分
ラム肩肉  2.2g
ラムロース 1.2g
ラムもも肉
 2.0g

豚肉の鉄分
豚肩肉  0.5g
豚ロース 0.3g
豚もも肉
 0.7g

ラム肉の鉄分量は、豚肉の 3倍近く 含まれています。

鉄分が不足すると、だるい、 疲れやすいといった貧血の症状が現れます。

また、鉄分を体内に吸収する際には動物性のたんぱく質を摂取することが効果的なのですが、ラム肉(ロース)には100gあたり 20g と豊富な動物性タンパク質が含まれています。

そのため、ラム肉は鉄分を効率よく摂取するのにおすすめの食材なのです。

ビタミンB1

また、ラム肉には体の疲労回復に役立つ ビタミンB1 が豊富に含まれています。

ここで ラム肉と 牛肉のビタミンB1量を比較してみましょう。

ラム肉のビタミンB1量

ラム肩肉:0.13g
ラムロース:0.12g

ラムもも肉:0.18g

 

牛肉のビタミンB1量

牛肩肉:0.08g
牛ロース:0.04g
牛もも肉:
0.09g

ラム肉に含まれる ビタミンB1は牛肉の 約2倍量 です。

 

水溶性のビタミンであるビタミンB1は、体内に取り込んだ糖質をエネルギーへと変換する代謝作用に大きく関わっています。

ラム肉でビタミンB1を摂取することは代謝の良い身体づくりと、疲労回復に役立つと言えるでしょう。

ラム肉は太るの?

L-カルニチンで脂肪燃焼

L-カルニチンとはアミノ酸のリジンとメチオニンの化合物で、体内の脂肪を燃焼しエネルギーへ変えるのに関わっています。

ラム肉は肉類の中でもこのL-カルニチンの含有量が多く100g あたり 80mg のL-カルニチンを含んでいます。

参考元:http://www.metromin.net/feature/6729.html

 

これは豚肉のL-カルニチンの含有量の約2倍量となります。

また、前述したように、ラム肉は ビタミンB1を豊富に含んでいます。

代謝作用に関わるビタミンB1と脂肪を燃焼してくれるL-カルニチンを含んだラム肉はダイエット時にぴったりのお肉と言えるでしょう。

なかなか溶けないラム肉の脂肪

豚肉や牛肉の脂の融点が 32度から33度 であるのに対し、ラム肉の融点は42度から43度 と高いことが特徴です。

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融点とは油が溶け出す温度を差します。

融点が高ければ、体内に入っても脂肪は溶けにくいため、吸収されずにそのまま体外へ排出されることとなります。

そのため、カロリーや脂肪分は他の肉類と大差がないようでも、実際はラム肉はヘルシーで太りにくいお肉だと言えるのです。

ラム肉のカロリー糖質まとめ

ラム肉のカロリー糖質についてまとめました。

ラム肉は体の代謝に必要な ビタミンB1と、脂肪燃焼効果のある L-カルニチンを含んだダイエット向きのお肉です。

豊富な 鉄分は女性にとっても嬉しい栄養素でもあります。

今までなじみのなかった方もこれを機にラム肉を召し上がってみてくださいね。

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